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2007年12月31日

県の重度身心障がい者医療費補助制度                                来年度から一部削減されようとしています

 きょうは大晦日、今年も終わりかと思って今朝の福島民友新聞のトップ記事をみて驚きました。障がい者団体もショックでしょう。報道によれば、来年度から県の重度身心障がい者医療費補助制度の高齢者の部分を一部削減するとして、すでに年末に市町村へ通知したというのです。

 県は、現在60~70歳3割、70~75歳1~2割の医療費を負担していますが、来年から75歳以上の後期高齢者医療制度がスタートすることに伴い、重度障がい者は65歳になればどちらでも自由に選択できるため、県は65歳以上の医療費は1割しか負担しないというのです。

 自己負担が生じるのがいやなら後期高齢者医療へ、と誘導させる県のねらいが透けて見えます。しかし、後期高齢者医療制度は医療費に上限が設けられるため、合併症がある人は必要な治療さえ制限されかねません。

 私が12月県議会で、「県単独の重度障がい医療を後退させず、現状維持を」と求めたばかりでした。答弁があいまいでしたが、こんな形で県財政赤字のツケを障がい者に回すなんてとんでもないこと。

 県と市町村とで1/2ずつの負担でこの制度を実施していますが、すでに所得制限があるうえ、05年10月から入院食事代の自己負担が導入されています。市町村によっては、県のカット分を補填しているところもあるのです。

 県はその一方で、小名浜東港の人工島づくりには、総額730億円も投入するというのですから・・・!
 新年が明けたら、みんなで撤回を求める県への働きかけを強めなくては。

2007年12月30日

住民との対話、県道要望など年末も大忙し

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12月県議会閉会後の今週1週間は、議会報告会から始まり党支部と連日訪問活動。今年の県議選でお世話になったお礼を述べ、しんぶん赤旗の購読や入党のお勧めなどで市内を駆け巡りました。

 「後期高齢者医療制度が始まりそうですが」というと、「おれも74歳だから大変だ」という方。防衛省の汚職事件、県政汚職事件、政調費のあり方など「政治とかね」の問題ではどこでも厳しい批判が。

 さらに、年金問題、灯油が高いなど玄関先で話が弾みます。生活保護受給者からは、保護費を削減しないでほしいと相談が寄せられたり、県道の歩道整備の要望では現地をみて県へ要望しました。

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 県民のくらしも、国の予算のあり方次第です。来年こそ、このひどい政治を変える年にしていきましょう!!
 

2007年12月27日

「原油高騰」対策など、県政つくる会が副知事交渉


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 年末恒例の県政つくる会の副知事交渉が、25日に行われました。来春から実施されようとしている後期高齢者医療制度の中止、国保減免制度の実施、重度障がい者医療費補は削減しないなど、当面の重点要望で副知事と懇談。

 また、若者の就労実態を把握した雇用対策を求め、県民のくらし・福祉に県の予算を振り向けるよう要請。

 さらに、今回緊急要望した「原油高騰問題」への対応を早急にするよう求めました。何しろ学校現場では始業時間になってからつけるとか、校長室に暖房を入れないでいることも示し、灯油代予算の十分な確保をと。

 高齢者や低所得者への「福祉灯油」の補助への対応が、東北で最も遅れていることも指摘し、補正予算の検討も行い早急に対策をとるよう求めました。

 内堀副知事は「要望されたものを含め、27日の県の対策協議会で具体化できるようにしていきたい」と回答。

 

2007年12月24日

2008年こそ、くらしといのちを大切にする政治に

kap071219-ken.jpg               【県庁前で3人の県議団】

 07年、みなさんにとってはどんな年だったでしょうか。まず4月の一斉地方選挙の県議選ではたくさんのご支援で、3期目の当選をさせて頂き、しかも県政史上初の女性だけの県議団が誕生。毎議会、3人の持ち味を生かし奮闘中です。
 
 08年は、いよいよ総選挙の年。憲法・平和を守り、地方自治体が住民のくらしを守る立場に立つためにも、アメリカ言いなり、大企業べったりの自民・公明の福田政権に厳しい審判を!また、自民党との連立を組もうという民主党にも期待できません。

 どうぞ、東北の庶民の願いを現職の比例候補、高橋ちづ子衆院議員へ。県内では宮本しづえ比例候補も押し上げていただきたい。政党を選ぶ選挙では「共産党」と、ぜひお願い致します。

 2008年がみなさまにとって輝かしい年でありますよう、ご祈念申上げます!!

☆ 前号の一般質問で取り上げた項目のうち、FCT株保有問題としましたが「FTV株」の誤りでした。関係者へお詫び申上げ訂正致します。

県母親連絡会が県交渉

 20日は、午前中は、県議団会議で12月県議会のまとめを行い、午後は県母親連絡会の県交渉に立会いました。今年も県議団も来賓として招待された第50回の母親大会がいわき市で開かれ、700人近い参加者で成功。

 各分科会で出された約20項目にのぼる暮らし、子育て、老後の問題や、教育、農業、原発、そして平和憲法まで、幅広い要望を県に提出し県と交渉しました。

 やりとりを聞いていて、私たち3人の女性県議団を含め「母親が変われば政治が変わる」ことをしみじみと実感しました。

2007年12月20日

12月県議会最終日、06年度決算の反対討論で登壇

kap01223-hantai.jpg                       【最終日、06年度普通会計決算の反対討論に立って】

 16日間にわたった12月県議会は、19日に最終日を迎え閉会。藤川県議が、障がい者や高齢者福祉施設を民間の指定管理者へ移譲する条例や市町村負担を求める議案に対する反対討論を行い、私が06年度普通会計決算の反対討論に立ちました。

 昨年度(06)は、県政談合事件が発覚し前知事が辞職した年でした。この年、森林環境税を導入し県民1人年1千円の新たな負担が。医大と会津大学の2つの県立大学を、独立行政法人大学としてスタートさせるなどしたため当初予算でも反対。

 7月の泉崎村での児童虐待死事件で露呈した児童相談体制の不備や、県政談合事件に関係していたトラハイの高落札率の問題などを指摘し、決算は認定できないと主張。しかし、共産党のみの反対で可決。

 それにしても、討論で談合事件に関する問題を指摘したのですが、ヤジが飛ぶどころか、この間議場はシーンと静まり声1つなし。当局はもちろん、これにかかわった与党議員は、よほどこの苦い事件にふれられたくないのでしょう。


 

2007年12月19日

12月県議会の一般質問で登壇

kap071212-situmon.jpg                     【自席から、知事や保健福祉部長、土木部長、教育長などへ再質問】

 12日、今期初めての一般質問で登壇し、原油高騰対策、県の財政問題、FTV株の保有や県職員の天下り問題。さらに、重度障がい者補助の継続、米価下落の農家支援、PTA雇用問題、原発の震災対策などを質問。

 今議会は、県の財政が大変厳しくなっていることが明らかにされましたが、この原因は、国による大幅な地方交付税の削減だけでなく、県自身の借金返済が大きいことを指摘し、小名浜東港と今出ダムの建設中止を求めました。

 知事に対しては、国へ軍事費の削減と大企業・大資産家への減税にメスを入れ、地方への財源を増やすよう求めるべきとただしましたが、「国のことはコメントする立場にない」と答弁するにとどまりました。

 それにしても、国の「構造改革」による切りすてがあらゆる分野に及び、県民のくらしも地方自治体にもこれ以上何を我慢せよというのでしょうか。この矛盾への怒りを来るべき総選挙で示していきましょう。

2007年12月15日

山形の小林さんが激励に


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 12日、私の質問当日、思いがけず山形から小林さんが久しぶりに控室に顔を出してくれました。松川運動の会議の用事でこられたとのこと。
 
 小林さんは、私が1991年の県議選に最初に立候補したあと2回の落選中に、お手紙を頂き励ましていただいた方。私から毎月のニュースを郵送すると時々カンパを寄せていただいていました。

 私の1期目、2期目も控室を訪ねてくれましたが、今期はまるで私の質問日を知っていたかのよう。赤旗東北版で活動をみているらしく、「かしまし3人娘」に会いたかったのかもしれません。

 小林さんは、共産党の候補者や議員を激励しようと全国各地に出没するためびっくりされています。ここ数年は体調を崩されていたようですが、お会いすると逆に元気をもらえる不思議な方です。

 もちろん、小林さんだけでなく地元郡山の後援会のみなさんが、忙しい中を駆けつけていただき心強かったのはいうまでもありません。たくさんの方に支えられ今日あることに感謝しています。

2007年12月08日

原油高騰問題で知事へ緊急要望

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 6日、原油高騰による影響が県内でも広がってきていることから、緊急に知事へ対策を申し入れました。

 原油高騰の大きな要因は、国際投機マネーの投資によるものですが、これを規制すること。税制面・金融面での対策、低所得者への支援など、国へ求めるよう要望。

 また、県としても県民生活の影響調査を実施し、対策を早急にとるよう求めました。知事は、5日に政府関係者に要望したことや、金融機関にも支援を要請したことを明らかにしました。

 学校現場では、灯油の使用を制限している状態で、子どもたちの健康が心配だと伝え、その点でも急いで対策をと求めました。

2007年12月03日

あきれた使い道、郡山市議会政調費

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 3日、「郡山市議会政務調査費を考える市民の会」が、この間の調査内容を報告する集会を開きました。会場いっぱいに多くの市民が参加。マスコミもNHKはじめ各社が取材につめかけるなど、関心の高さが伺えます。

 きょうの報告集会では、会が昨年度分の領収書を閲覧してチェックしたものが報告されましたが、えっ、こんなものが政調費で?とあきれるばかりです。

 例えば、1本2万7,436円もする万年筆や19万円もする世界遺産図鑑の購入代とか、栃東関の後援会費、九州へ行政視察中に郡山でガソリンを給油していたとか。灯油や混合油の領収書は、もしや農業機械(草刈機)への給油かと疑われるものも。議長は、6台の車に給油し月3万円もらい、1日に2回給油している月もありました。

 郡山市議会の領収書はコピーで、しかも肝心の発行元は全部墨塗りされてわかりません。それでも、ここに紹介し切れないほど多数の変な事例がいっぱいです。

 月13万円の政調費は、県内でも東北でも中核市比較でダントツの高さとのこと。いずれにしても、議員としての見識が問われる問題です。

 市議会では、会の動きを受けて急きょ議会改革検討会が設置されたそうですが、最初から公開か非公開かをめぐり2時間ももめたそうです。共産党市議団は、こうしたずさんな使われ方を厳しく指摘し、市議会でも積極的に改善を働きかけています。

2007年12月02日

感動的な結婚式


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 党事務所に勤務する娘さんの結婚式に招待されました。お相手は、なんと私の住まいの隣の地域の方。そんな縁で、乾杯の挨拶を依頼されました。

 私は、こういう席での挨拶は経験不足なので、遠慮したいところだったのですが、なんとか役目をさせていただきました。

 新婦が、医療生協病院の看護婦さんということで、病棟の仲間がつくったビデオが上映され、彼女の看護婦としての1日が紹介されました。新郎も職場内の彼女をみるのは初めてこと。その新郎は、造園業の仕事をしているそうです。

 お二人の職場や友人中心のあたたかい披露宴で、最後に娘から父への手紙、父親からも娘への手紙が読まれ、こちらも胸が熱くなりました。