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2008年07月30日

「青年雇用フェスタ」に100人をこえる参加者

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 27日(日)、福島市「なかまち広場」で開かれた、青年雇用フェスタは県内の青年たちばかりでなく、山形の青年も駆けつけるなど、会場内はノリノリの音楽をバックに大いに盛り上がりました。

 私も終日参加しましたが、特設舞台では、高校生や大学生、派遣で働く青年、介護の職場で働く青年たちが、雇用問題についてのしゃべり場コーナーや、県労連・ハローワーク・弁護士などの労働相談コーナーなどが繰り広げられ、お昼にはストリートミュージシャンによるライブ演奏も。

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【首都圏青年ユニオン書記長河添誠さんと】

 午後は、スペシャルゲストが出演し、首都圏青年ユニオン書記長の河添誠さん、共産党参議院議員の大門みきしさん、青年代表とのパネルデスカッションがありました。

 舞台からも会場の青年からも、職場や就職活動の実態が訴えられ、青年たちがおかれている現状を大人たちも共有しあえたと思います。

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【近県よりも安い福島県の最低賃金】

 首都圏青年ユニオンの河添さんは、屋外でこんな企画は全国でもめずらしいとびっくりしていました。フェスタ実行委員のメンバーの青年のみなさんは、準備のためにほとんど徹夜で当日を迎えたそうです。当日も会場内をあちこち駆け回っていましたが、本当にお疲れ様でした!

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県の青年ユニオン準備会も発足したようですから、就職や職場のことで悩んでいる青年のみなさん、一人で悩まないでここへ相談してみて。そして自分の生き方や将来について語りたいみなさんは、民青同盟へ。 

2008年07月29日

2つの夏祭りへ


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 26日は、日中は、東部ニュータウンの緑ヶ丘町内の夏まつり、夜は地元の中田商工会の納涼まつりと2つの夏まつりに招待を受けました。

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 どちらも毎年恒例行事で、挨拶では、原油高騰の影響で暮らしも大変になっている問題に触れさせていただきました。どこでも、後期高齢者医療や減反問題、派遣労働者の問題など、今の政治はおかしいと声が寄せられ、中には「自民党の集まりでも悪い事は悪いとはっきり言っている」という人も。

 各テントを回り、クレープを市長らと共に食べ、おみやげに焼き鳥や手作りのきりたんぽを買ってきましたが、みんなおいしかった!

2008年07月24日

総務委員会視察中、漁民が原油高騰に抗議し全国一斉スト

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【地元のロータリークラブが建立した会津藩士の顕彰碑~後方に見える美しい山は利尻富士】

 総務委員会の県外調査で、今月の15~17日に北海道へ行ってきました。利尻島や礼文島などの離島の市町村の行財政改革調査と、今年、会津藩士の北方警備200年にあたるそうで墓参りをしてきました。会津藩士の墓は、利尻島だけでも3ヶ所8基ありました。

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【礼文島にしかないレブンアツモリソウ~5月末~6月初が見頃ですが、町が観光客用に植物園の冷蔵庫で管理しているとの事】

 利尻島も礼文島も漁業の町で、昆布の名産地です。利尻島へ行った16日は、ちょうど漁民が燃油高騰に抗議し、全国一斉ストが行われた日でした。

 離島は全ての諸物価が高いとわかりましたが、ガソリンが1㍑210円にはびっくり。いずれにしても、燃油高騰に全国の漁民が怒るのは当たり前です。こちらのほうは、原油高騰を招いた国際投機マネーを規制することなしに解決しません。

 

青年のみなさんがアンケートを集約し県と懇談


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 24日、青年フェスタ実行委員会のメンバーのみなさんが、この間集めた108人分の青年のアンケート集約を持って、県の商工労働部の雇用労政課と懇談し、県議団も同席しました。懇談の前には、県政記者クラブで記者会見もしました。

 県の担当部と青年のみなさんの労働実態を聞いていただくこうした雇用問題、特に非正規雇用の問題で懇談するのは初めてだと思います。なごやかに、真剣に話合いがすすみ、1時間はあっという間でした。

 県の担当者は、青年の労働実態を興味深く聞いてくれて、非正規雇用に問題があると率直に感想を述べ、互いに労働者の権利を学ぶ大切さも共有できました。

 それにしても県の担当者も驚くほど、サービス残業が横行しているようです。コンビニでアルバイトしている青年は1日4時間のうち、半分の2時間はサービス残業との事例も。

 昨年9月、ネットカフェ難民の問題で宮川県議が質問した際と比べても、県の対応がまるで違ってきたなと思います。担当者が交代したからと言う面もあると思いますが、今年2月に、国会で志位委委員長がキャノンなどの違法な派遣労働者の実態を追及して以降、潮の目が変化しているようです。

2008年07月22日

正社員になりたい! ユニオンあったら入りたい!                       青年雇用フェスタへおでかけ下さい

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 非正規雇用で正社員になれない、名ばかり店長、過労死、自殺、サービス残業etc・・・。職場や仕事で悩んでいる青年のみなさん、今の政治に怒っているみなさん!

 今度の日曜日、27日の午前11時~午後4時は、ぜひ、福島市の「街なか広場」へお出かけ下さい。

 労働組合の専門家や元ハローワーク職員が丁寧に相談に応じます。首都圏ユニオンの河添さんや共産党国会議員の大門みきし参院議員も駆けつけます。私も6月県議会で「官製ワーキングプア」や県の誘致企業の正社員採用を求め質問したばかり。当日一緒にお待ちしています。

 ラジオ番組のオンエアー風に、マイクでトークコーナーもあります。この際、日頃の怒り、思いを話してみませんか。きっと、同じ思いの人はたくさんいるはず。 参加は自由にできます。ぜひ、お待ちしています。

2008年07月19日

教員採用の「口利き」問題で、議長へ全容解明を申し入れ                 議会は調べもせず幕引き図る


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 大分県で発生した教員採用をめぐる不正事件を受け、本県も「県議からの口利きがあった」と教育長が述べたことが報道を通じて明らかになりました。

 18日の代表者会議で、「教員採用をめぐる口利き問題」について協議するというので、私たち共産党県議団の見解を議長へ申し入れしました。

 私たちは、議会として最も行政の人事権に介入してはならない部分で「口利き行為」が行われていたことは重大問題であるとし、①県議会議員の「口利き行為」の全容解明 ②行政の人事権に県議が介入しないことを徹底することの2項目を遠藤議長へ申し入れました。

 その後開かれた代表者会議(共産党は入れない)では、野地教育長を呼んで、じかに説明を受けました。教育長は、いわゆる「口利き」について、県議会議員から口利きと疑われるものが1件あったが即座に断った(ただし、氏名は公表せず)としています。

 また、合否結果は、ホームページ公表後に、県議会議員や個別照会にも対応してきた。発表前に回答する事は一切ないし、過去においても働きかけにより合否の判定に影響を及ぼすようなことは一切なかったとしています。

 これを受けて、代表者会議では、「教員採用試験を始め各種試験における働きかけは、採用試験の公平性・公正性を損なわせるものであり、県議会議員においては、県民から疑念を抱かれるような働きかけは一切行わないこととする」との申し合わせを行ない、この問題の幕引きを図りました。

 皆さん、これで納得できますか。ちなみに教育庁に対しては、この日、共産党も入る「みんなで新しい県政をつくる会」が、口利き県議の氏名公表や全容解明の申し入れを行っています。

2008年07月18日

エネ協で、原発の「維持基準」意見を集約

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 6月20日に開かれたエネルギー政策議員協議会から、原発の「維持基準」導入をめぐる県議会各会派の攻防が続いていましたが、きょう7月18日のエネ協で意見の集約が行われました。

 共産党県議団を代表して宮川県議が、次の3つの点から疑問を述べ、「維持基準導入は問題あり」としました。

 ①維持基準の検査体制と技術が十分でない(ひびの進展を3段階に分けるというが区分が明確でないこと。東電のPD認証検査員は3人だけ)。

 ②保安院は、規制機関の役割を果たしていない(推進機関の経産省と分離せず、危険が増す定検の間隔を延長しようとしているなど)。

 ③東電の情報公開と信頼回復のとりくみは、法令遵守、企業倫理が確立されていない(02年の不正事件以後も温排水データ改ざんや過去の臨界事故隠し、活断層を過小評価していた。放射線管理区域で18歳未満の少年を働かせていたなど)

 意見のとりまとめは、私たちの主張も踏まえ、維持基準を導入についてはあいまいな表現にとどまりましたが、一方で導入した場合の前提条件をつければ、多少のひびがあっても運転できるとも受け取れるもので、きわめて玉虫色となっています。

 いずれにしても、今後も、県民の安全・安心の立場で、県民の皆さんと一緒に監視を強めていくことが必要です。

2008年07月13日

市後援会で「県政・市政ムダづかい探検ツアー」                      JAL徹退で福島空港の閉鎖も視野に   

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6日(日)は、市後援会が企画した「県政・市政ムダづかい探検ツアー」を行いました。今回で3回目です。

第1回目は、ちょうど10年前の98年5月で、福島空港滑走路と空港公園、トラハイ、未来博予定地、三春ダムなどを見ました。第2回目は、小名浜東港のケーソン建設現場をみました。


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【ここは、幅員7mもある市の農道です】

 今回は、第1回目とほほ同じく福島空港や空港公園、未来博跡地とムシテックワールド、トラハイ工事現場、市が建設し県も負担している農業用道路などをみてきました。夜は、暑気払いを兼ねてアサヒビール園で乾杯! 暑い1日にぴったりの組み合わせでした。

 ところで、このツアーの3日後に、まさか福島空港に就航しているJAL(日本航空)が、航空燃料の高騰や経営難を理由に、来年2月1日から事実上「徹退」するとは誰が予想したでしょうか。

 9日は6月議会の最終日、午前中に各会派へ観光交流局長から知らされました。観光交流局は、今年4月に創設されたばかりです。JALが撤退すれば大阪便と沖縄便がなくなり、残りは全日空(ANA)の大阪便と札幌便、そしてソウル便の3路線だけ。
 
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【県のホームページより】

 福島空港は今年3月20日に開港15周年を迎えたばかりですが、99年の70万人をピークに50万人を割り込むなど搭乗率低迷に歯止めがかからない"超低空飛行"で、毎年約5億円の赤字を出しています。

 私たちは、数年前から福島空港を「閉鎖すべき」、「クローズせよ」と県に提案してきました。今度のJAL撤退は、県が決断する絶好の機会です。もともと地方空港を各県につくったこと自体、無理があったのですから。

 閉鎖後の活用については、今年から法政大学のパイロット養成で空港の一部を貸しているので、この際、そこに任せるとか、他にも活用の仕方はいくらでも。太陽光発電の基地にしてはと言う人も・・・。
 

 

2008年07月08日

今出ダム建設、ついに中止

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              【県のパンフレットから】

今月3日、県土木部は、今出ダムの建設を中止し、千五沢ダムに洪水調整施設(約50億円)と、下流の狭さく部の河川改修で対応するとの方針を発表しました。

 これによって、当初予定していた約500億円以上ものダム建設は避けられるという、大きな成果をえました。

 今出ダムは、96(H8)年に県が農林省から農業用水の見込み減となった千五沢ダムを買い取り、利水と治水を兼ね備えた2ダム1事業の多目的ダムとして計画したものでした。

 しかし、利水の方は、昨年関係市町村で中止することを決定。それを受けて、治水対策の方策をどうするかを土木部が検討してきました。

 須賀川市議会や郡山市議会の党議員がそれぞれただし、県議会では私が「今出ダムは中止すべき。治水は、ダムでなく河川改修などで対応を」と質してきました。こうした一連の追及が実を結んだものです。

 
 

130年前に初めて「県会」が開かれた西蓮寺で                       「県議会基本条例案」の審議

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 3日の総務委員会に付託された「福島県議会基本条例」案の審議は、県庁内から場所を移し、福島市内にある西蓮寺(さいれんじ)で行われました。

 西蓮寺は、130年前の6月(明治11年)に、本堂を仮議場として県会(現在の県議会)が初めて開催されたお寺です。ここで民会規則も制定されました。実際には、現在のお寺の西側路地あたりだった(写真のプレートで説明)そうですが、県会が開かれた3年後に市内の大火で消失してしまったとか。

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 福島県は、自由民権運動発祥の地で、明治初期に全国に先駆け最初に県会を開いたという歴史と伝統があります。国会はその12年後に開かれたとそうです。

 こうしたゆかりの場所で、条例案を検討してきた委員と、総務委員との議員同士で、条例制定の意義や盛り込まれた内容について質疑応答を行いました。私からは、佐藤会長と宮川議員に質問しました。

 議員基本条例は、昨年の県議会改革の一環として検討してきたものです。三重県に続き全国2番目の制定とか。

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 この条例は、「県議会における最高規範として」扱われます。したがって今後、議員はこの条例に照らしてどうかが、常に問われてくることになるのです。

2008年07月04日

6月県議会で、雇用、医療、温暖化対策などで一般質問


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 2日、一般質問者の最後に登壇し、青年の非正規雇用や県職員内の臨時職員、教育予算削減の影響、後期高齢者医療や国保、療養病床削減問題、食料・農業問題、原発、温暖化対策などについて質問しました。

 知事は、青年雇用問題について、「中長期的には産業活力の低下、社会保障制度への影響、税収の減や少子のいっそうの進行などが懸念される」との認識を示し、県内企業への非正規雇用の正規化の要請など含め、青年の就労支援や雇用の安定に積極的に取り組んでいくと答弁。

 ただ、医療削減や温暖化対策、減反問題などについては、国と同じ立場に立つ答弁ばかりで、県独自の政策がないことを批判し、真剣に考えるべきとただしました。

2008年07月03日

原発の「維持基準」の議論のあり方で議長へ申し入れ


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 エネ協で、原発の「維持基準」導入に関わる議論が今議会にまとめようとする動きがあったため、エネ協の会長でもある遠藤議長に対し、「県民の安全・安心に関わる問題でもあり、十分な議論を尽くす必要があり、結論を急がないこと」を申し入れしました。

 遠藤議長は、「申し入れの内容をエネ協理事会にも伝える。安全・安心が前提であることはいうまでもない」と述べ要望を受けました。この日も報道陣がつめかけました。