堤 未果さんの著書「日本が売られる」、山田正彦さんの著書「タネはどうなる?!」から見える安倍政権の財界戦略

みなさんは、すでにお読みかもしれませんが、ジャーナリスト提未果さんの「日本が売られる」(幻冬舎新書)は、オビにあるように、「日本で今起きている、とんでもないこと。」です!目次には、こんなタイトルがズラリと並ぶ。

第1章日本人の資産が売られる〜では、水が売られる/土が売られる/タネが売られる/ミツバチの命が売られる/食の選択肢が売られる/牛乳が売られる/農地が売られる/森が売られる/海が売られる/築地が売られる。

第2章日本人の未来が売られる〜では、労働力が売られる/日本人の仕事が売られる/ブラック企業対策が売られる/ギャンブルが売られる/学校が売られる/医療が売られる/老後が売られる/個人情報が売られる。そして、第3章売られたものは取り返せ〜となっています。

私は先週末、県教組郡山支部女性部が開いた種子法学習会には参加できなかったので、種子法に関する本と共にこの新書版を買い求めました。今週は、29〜2/1まで、県議会の常任委員会の県外視察で九州に来ていますので、移動中に今読んでいるところです。

提未果さんのこの著書は、昨年から今年にかけて安倍政権のTPP 11や日欧EPAによって日本人の食の安全が脅かされ、日本の農家も大企業の戦略で潰されていく危険が具体的に示されています。水道民営化法など12月の臨時国会で強行された改悪法についてもよく分かります。

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元農林水産大臣・弁護士の山田正彦さんの講演会には残念ながら参加できませんでしたが、山田正彦さんの著書「タネはどうなる?!」を買い求めました。

安倍政権の下で、趣旨法が廃止されオビにあるように“自家採種ができなくなる?!”のは大変なこと。この会場で同時に買い求めた堤未果さんの「日本が売られる」の警告の1つでもあります!