県議会商労文教委員会が県の上海チャレンジショップ視察
【写真右】今年10月グーペ地区にオープンするチャレンジショップ「福島ギャラリー」の事務所内(日系ヤマト運輸に管理運営を委託)
県議会商労文教委員会が7日~10日までの3泊4日の日程で、今年10月にオープンする上海のチャレンジショップ「福島ギャラリー」を視察しました。上海にアンテナショップをオープンするのは、都道府県としては全国で初めてです。
04年7月に県の上海事務所を開設した時も委員会で視察。今年はアンテナショップのオープンが、果たして県産品の販路拡大につながるのかどうか、見通しはどうか、そのあたりをさぐるのが視察の目的でした。私は、上海視察は2度目です。
今回、様々な企業や経済界の方々にお会いし懇談しましたが、新たに認識したことがいくつかあります。1つは、何と言っても昔から「上海を制すことは中国を制すこと」といわれるだけあって、上海で商売することの意義と難しさです。
中国は、人と人とのつながりを大切にする国柄。すぐに結果を期待するのは無理であり、少なくとも2年以上の活動期間が必要というのが経営者の共通した意見でした。
もう一つは、上海の富裕層が求めているのが、品質の良さと本物です。日本の食料品にもハニーズの若い女性向け衣料品にも、客の厳しい目が注いでいるとか。健康志向から日本食ブームとも。
ジェトロ上海所長は「企業の社会的責任」を強調したので、大いに共感の意を表明してきました。
ところで視察出発時、知事周辺疑惑問題で緊迫した動きも伝えられましたが、8日に佐藤工業の会長(佐藤勝三)が逮捕となったほかは、これからです。来週以降、どんな展開になるのでしょうか。