県議会条例検討会、中小企業2団体と懇談
県議会内の各会派で構成する「条例検討委員会」が設置され、中小企業の振興を図る条例案づくりが審議されています。
今月2日には、商工団体から実情や意見を聴こうと、県商工会議所と県中小企業同友会の3役らと一同に会し懇談しました。
それぞれの団体の微妙な違いはありますが、共通しているのは、中小企業がおかれている厳しい状況です。決して政府や日銀が発表しているような景気の上向きは、一部を除けば全く感じられず、大企業優先の小泉政権を率直に批判しました。
そして、7~8千人台の交通事故死に比べて、3万人にものぼる自殺者がでているのは、倒産や連帯保証人の問題もあると述べました。
資金面については、県の保証協会は敷居が高く、県の制度資金も銀行を窓口にしているので使いにくいなど、改善を求められました。
ところで、昨年、県が制定した大型店規制条例を高く評価し、今回の議員提出条例制定で、県職員の意識や企業自身が変わるようなものにと要望されました。まったく同感です。
私は、検討会に対し、今回の条例制定のねらいを「自然との共生、環境との共生、女性にやさしい(男女共同参画)」を視点にすえてはどうかとの意見を提出しています。
今回の懇談会でも商工団体の役員にこの視点について尋ねましたが、環境との共生には理解を示しても、女性の働きやすい環境についてはこれからのようです。
もちろん一企業だけでできるはずもなく、だからこそ、県の支援を盛り込みたいと思うのです。具体的なことは、今後の審議です。