ついに知事の実弟と元土木部長逮捕 もはや知事の責任は免れられない
26日から9月県議会が開会となる前日、夕方6時台のニュースの途中で、ついに佐藤知事実弟が逮捕の第一報。元県土木部長(坂本)と東急建設東北支店副支店長も同時に逮捕されました。このニュースが報道されるや一斉に私にも各マスコミから取材が相次ぎ、これが開会日の本会議終了まで続きました。
私たち共産党は26日朝、福島の駅前で街頭宣伝を行い、最上県委員長、藤川市議ともに私も宣伝に立ちました。出勤する県庁職員など通行人に私たちの声明文を配布。
午前10時には、知事へ「申し入れ」したあと記者会見を行い、「談合」を起こさないための徹底した入札制度の見直しや天下り禁止、談合センターとも言われる建設技術センターの見直しを表明しました。
実は10時の知事への申し入れでは、県民への説明と自らの責任について、知事の所信表明で明確にするように求めたのですが、自民党などは何を誤解したのか「共産党が知事に辞職勧告を申し入れた」との情報が届いたらしく、本会議前に“全員協議会”を先に開けとなったようです。
「議員協議会」では正式な議事録に残らず、単なる協議で終わるため、私は「本会議を開会して知事の所信を聞いて対応するのがスジ」と各会派の控室を訪ねました。県民連合も同じ意見だったので、結局、自民党はこれを撤回。
3時間半遅れで始まった本会議。知事の「談合疑惑」の部分が注目されましたが、結局自らの責任問題には触れずしまい。今度は長谷部県議と再度各会派をまわった結果、さすがの与党の自民党からも批判の声。
私は長谷部県議と共に自民・県民連合と話し合い、28日~29日の2会派の代表質問を聞いたうえで、「辞任」の求め方を協議しようと確認しました。
こうやって私が動くたびにマスコミから追いかけられてコメントを求められ、開会初日の激震の一日が終えて控室をあとにしたのは夜の7時すぎでした。
「実弟」がかかわった「官製談合」がはっきりした以上、トップとしての責任を取って知事は「辞任」するしかありません。