商労文教委員会で非正規雇用問やいじめ問題を質問 教育長が突然「辞任」表明
8日、11日は商工労働部、労働委員会、企業局の審議でしたが、「非正規の雇用の増大」について質問。景気は、"いざなぎ景気"を超えたといわれていますが、県内はそうではありません。
景気がよくなったのは、企業が非正規雇用を増大させたからです。これを指摘すると、県はこの実態をつかんでいないうえ、「若者自身が多様な働き方を望んでいる」などと答弁。
それでも「国民生活白書など政府統計では、20代の非正規雇用の80%以上は正社員を希望している」との調査結果を示したので、県の誘致企業に対しては、正規雇用を増やすよう求めるべきと指摘。
ところで、11日の教育庁審議では、教育長が突然来年3月で「辞任」することを表明しました。「未履修問題や教員不祥事問題」など一連の問題に責任を取るためとしています。(もちろん、前知事辞任の祭にウワサはありました)
教育庁審議では、すでに高校未履修問題は11月の委員会で質しているため、今回は「いじめ問題」に質問が集中。
私は、今年の「いじめ」調査で595件と昨年に比べて極端に増えた理由を聞くと、今回は子どもたちへアンケートをとり、子ども自身がいじめと感じているもの全てを集計したとのこと。
また、文科省が今年40年ぶりに行った教職員勤務実態調査の結果では、月66時間も残業しているため「子どもたちと触れ合う時間がない」「教材研究の時間がとれない」という声がでていることを指摘。
これについて、県教委の人事担当者は、全く深刻に受け止めていない答弁を繰り返すばかりだったので、これを厳しく批判しました。
ところで、傍聴していた記者が、「02年厚労省の通達で、残業が月45時間を越すと、脳・心臓疾患の危険が高まるとして企業に改善を求めている。過労死ラインは月80時間」と私が紹介したくだりで、思わず自分の勤務状態を考えてしまった、との感想をよせてくれました。