議会改革検討委が海外視察と議会旅費で中間まとめ
19日から始まった県議会は、代表質問が終わりました。終了後、議会改革検討委員会が開かれ、17項目のうちの3つについて中間とりまとめを行ない、議長へ提出しました。
前回、議長の常任委員辞任についてはすぐに一致の方向がでましたが、他の2つについては各会派の意見が分かれていました。きょう各会派の一致をみたのは、「海外視察」「定例議会中の召集旅費」「議長の常任委員の辞任」の3項目です。
「海外視察」については、前回までは自民と県民連合が継続の方向でしたが、「任期中1回は行ける」というのをやめて、『情勢により視察が必要と議会が認めた場合』に限定することにします。
「定例議会中の旅費」については、大雑把な6区分での支給形態をやめて、一日あたり3,300円の旅費は残りましたが、交通費と宿泊費は職員の旅費規程の準じた実費に近いものとし、福島市内は宿泊費を支給しないこととします。
議会中の旅費について、自民党から「職員と議員の基準を同じにするのはおかしい」とか、「病気になったりして車を運転できなくなった時、タクシーを使った場合どうなのか」などの意見もでましたが、定額支給とすることに。
また、他の委員から「経費はいいくら節減できると試算したのか」との問いに、議会事務局は「1議会で約200万円、年間で1,000万円の節約になる」との答弁には正直驚きました。