トンネルじん肺訴訟、東北も勝利和解!
国発注のトンネル工事現場で粉塵を吸い、じん肺になった元作業員や家族など970人が、02年11月以降全国11地域で、国に対し損害賠償を求める裁判をおこしました。
6/18、国は新たな粉塵対策を強化すると約束し、ようやく国と「和解」成立。4年半かかった裁判は、原告側の「全面勝利」となりました。28日には東北訴訟も和解。県内の原告は、郡山市内の方を含め45人です。
私は県議候補になって以来のかかわりですから、10数年前からでしょうか。99年県議に当選し土木委員になったことから、県との交渉に立ち合ったり、集会にも呼んでいただいたりしてきました。
ここ数年間は、国会議員の賛同を力に県議会議員にも働きかけがあり、今年2月県議会では全会一致で国へ意見書が提出されたばかりです。
「じん肺」は最も古い職業病といわれていますが、公共事業の発注者である国は、防塵対策や労働環境の改善に消極的だったため患者は増え続け、元請会社のゼネコンにも甘い態度をとってきました。
「つぐなえ、あやまれ、なくせじん肺!」と高齢になった原告のみなさんが、血のにじむようなたたかいで勝ち取った「全面勝利」です。
弁護士と一緒に過去の職歴をたどる作業は容易でなく、夜中に発作が起きれば家族も眠れないほどの苦しい日々を重ね、高齢の体をおしてたたかい勝ち取ったことに、心より敬意とお祝いを申し上げます。万歳!!