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新潟沖で地震発生、被災者のライフラインと          原発対策を急いで

 16日午前10時13分頃、新潟沖で発生した「新潟県中越沖地震」はM6.8という大きな地震でした。3年前の中越地震より大きいとのこと。私はちょうど、参院選の電話かけをしている真っ最中で、郡山は震度3でした。

 私の娘婿の実家が長岡市内なので、早速電話をしたのですが、すぐにはつながらない状況でした。あとで長岡は家具も倒れなく、大丈夫とわかりましたが、震度6強は相当な揺れだったそうです。「また眠れない夜が続くのか」といっていました。

 夜11時半頃、再び地震があり、こちらは京都沖が震源地でした。いつもより早く寝て眠りに入ったばかりでしたが、この地震に思わず起き上がってしまいました。被災者の不安な気持ちを実感した思いです。

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【「未確認の活断層があった」と、新潟大学調査チームの指摘を報道するしんぶん赤旗(7/17)】

   

 ところで、一番の被災地は柏崎市や刈羽村。特に、東京電力がある刈羽原発は、震源地に最も近く、9キロしか離れていなかったというのですから、ぞっとします。

 テレビの映像では、刈羽原発3号機の原子炉建屋外の変圧器から出火した火災で、黒煙が立ち上っていて一瞬驚きましたが、原子炉からのものでないことがわかりほっとしたのは私だけではないはず。
 
 しかし、6号機建屋3階及び中3階から放射能を含んだ1.2立法メートルの水が海へ放出されていたことを夜になって発表したことは問題です。東電の「体質」が問われます。

 新潟大学の現地調査チームによれば、原発サイトの3㌔メートル東側付近の被害が最も大きいとのこと。ここに、未確認の活断層があったとされました。福島原発もその点では心配です。

 被災した住民の水・電気・ガスなどのライフラインの復旧と、トイレの設置、食料の炊き出しなど急がれます。

 合わせて、国の個人の被災家屋の災害補償はもちろん、抜本的には、国の責任で個人住宅の耐震対策と学校などの耐震化対策予算をきちんと確保すること。これは政治の急ぐべき課題です。

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コメント

夕方のニュースで東電の社長の顔が映ってました。原発の操業停止で市長に呼ばれたみたいです。操業停止の命令が余程不満らしく、顔に出ていました。人命に係わることなのに、頭の中は金のことしかないみたいです。こんな人が社長の東電ってまずいですね。

 なるほどそうでしたか。テレビを見ていなかったのでわかりませんでしたが、やっぱりと思います。東電の「体質」があらわですね。

 一方、歴代の自民党政府は、地震国日本なのに、国策で原発中心のエネルギー政策を推進してきました。今度こそ、再生可能な自然エネルギーへ転換していくこと。そのための予算をしっかり取るべきです。
 
  

 
 
 
 

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