宮川県議の初質問
3日、一般質問の2日目3番目で登壇した宮川えみ子県議は、今回初質問でしたが、さすがいわき市議を25年務めたベテランです。20分間堂々と演説し、再質問では議場内の笑いまでとって県当局や他会派を圧倒しました。
本会議の質問は、県議団から1人しかできないため、会派を代表する形にならざるを得ません。質問当日の朝、マスコミ報道で2つの情勢の急展開がありました。それらを急きょ演説の中に盛り込むよう団で協議し、午後の本番に臨みました。
その一つは、雄平知事の事務所「名義貸し」問題です。自宅マンションを叔父の渡部恒三衆院議員の政治団体に事務所として登録していたと言うもので、NHKテレビの全国放送でとりあげられました。この問題で渡部恒三衆院議員は民主党の最高顧問を辞任。ただし、国会議員は続けるようです。
もう一つは、猪苗代のフりースタイルスキー大会の経費問題です。県教委が検討委員会を設けて試算したのが21億円。しかし、知事が2日来庁した猪苗代町長と協議した結果、当初の予算どおり5億7,900万円で開催すると報道されたのです。
再質問で「数字がどんどん変わり、判断しようがない」と宮川県議が教育長に迫り、このようすが夕方のテレビニュースでも大きく取り上げられました。
この他、ネットカフェ難民の実態調査、稲ホールクロップサイレージの推進について前向きの答弁があり、原発の耐震化対策と後期高齢者医療制度の中止を求めましたが、東電や国の動きを注視していくとの答弁にとどまりました。