県の出先機関決算審査から
7~8日の3日間は、出先の決算審査でした。いわきから相双地域までの浜通り地方の県出先機関を書類審査しました。
警察署、振興局、養護学校、県立病院、県立高校、保健福祉事務所、農林事務所などでしたが、事務所で各所長以下幹部から説明を受け、書類で示された06年度の決算会計、主な事業実績などについて質疑したり意見を述べました。
このやり取りで、養護学校の給食委託について、本庁の教育委員会が、経費節減を理由に、県庁で業者を一括選定する動きが明らかになりました。
しかし、この養護学校では委託業者に、障がい度に合わせて食べやすいように4種類の調理法で出してもらっているとのこと。
地元の業者だからこそ、きめか細やかな対応ができるという点に、班長(自民県議)もハッとさせられたと感想を述べていましたが、私たち議員一同も同感。経費節減を理由にして、委託業者を一律競争にかけたり、一括委託はなじみません。
また、産婦人科医が逮捕され裁判中となっている県立大野病院も審査。今年から小児科が開設されたとのことですが、産科は今も休診中。現在双葉厚生病院に2名配置し対応しているとのこと。
私は、内科医不足の影響についても質問。内科医も退職してしまい、半減です。産婦人科医逮捕事件は、数年経った今もさまざまな影響を及ぼし、病院側の苦労が院長の言葉の端々から伺えました。
決算審査を通し、あらためて本庁と出先のありようや、県財政の予算配分のあり方が見えてきます。