後期高齢者医療制度シンポジウム
17日、県議団と福島市議団の主催で来年4月に実施予定の「後期高齢者医療制度」についてのシンポジウムを福島市で開催しました。会場には市内はもとより県内各地から160人が参加し、用意した資料が足りなくなるほどでした。
第一部は、広域連合事務局次長の小川さんより制度のしくみについて講演をいただき、高橋ちづ子衆院議員が国会報告。
第2部は、コーディネーターの宮本しづえさんの進行で、橋本県高齢者運動連絡会代表委員、丹治わたり病院院長、高橋衆院議員の3人のシンポジストより、75歳以上の高齢者が別の医療保険になることの問題点が述べられました。
会場から質問が相次ぎ、シンポジストと広域連合の小川さんも答弁。私の後ろに座っていた男性は、「年寄りは死ねといわんばかりだ。こんな制度、中止しなくては大変」と怒っていました。
今後、広域連合の議会が今月22日に開かれ県内の保険料が決定されます。今のところ、平均で年間7万円弱(月約6,000円)となる見込み。低年金者には7割、5割、2割の法定減免がありますが、無年金者やこれまで扶養家族で保険料がゼロだった人も、最低月1,000円の保険料を支払うことになりそうです。
すでに介護保険料が年金天引きされ、今度の後期高齢者の保険料と合わせると月1万円以上にも。医療と健診内容に上限枠が設定されます。こんな「高齢者いじめ・差別医療」を国がやっていいのでしょうか。