指名競争入札の一部復活でマスコミの取材
19日は2月県議会の最終日でした。藤川県議が新年度予算の反対討論に立ち、この中でも指名競争入札を一部復活させることへの意見を述べていますが、私も総括質問でこの点をただしたことから、東京のテレビ局からコメントを求められました。
放映は、4月上旬だそうですが、残念ながら関東圏のみの報道とか。しかし、談合汚職事件が最初に発覚した本県が、早くも入札制度を一部とはいえ「ゆり戻し」したことは、全国からみても異常な県のようです。
何しろ、昨年10月から条件つき一般競争を始めたばかりなのに、その2ヶ月前の8月に行った指名競争入札で談合の疑いがあるとの情報1件を調査したところ、業者間で何らかの接触があったと認められ、県はこの入札を「無効」としたというのです。これでは安易に指名競争入札を復活できないはずです。
建設業界が言うように、下請けを含め受注できないような安い工事ならば、労務単価の引き上げや、原油高騰に伴う資材の単価引き上げなど、発注者側の県が、積算見積もり単価を改善すべきです。
いずれにしても「談合は絶対させない」という知事のリーダーシップが大切です。行政のトップがきちんと締めてかかっているかどうか、業者はその態度をみています。県民の監視も必要です。