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教員採用の「口利き」問題で、議長へ全容解明を申し入れ                 議会は調べもせず幕引き図る


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 大分県で発生した教員採用をめぐる不正事件を受け、本県も「県議からの口利きがあった」と教育長が述べたことが報道を通じて明らかになりました。

 18日の代表者会議で、「教員採用をめぐる口利き問題」について協議するというので、私たち共産党県議団の見解を議長へ申し入れしました。

 私たちは、議会として最も行政の人事権に介入してはならない部分で「口利き行為」が行われていたことは重大問題であるとし、①県議会議員の「口利き行為」の全容解明 ②行政の人事権に県議が介入しないことを徹底することの2項目を遠藤議長へ申し入れました。

 その後開かれた代表者会議(共産党は入れない)では、野地教育長を呼んで、じかに説明を受けました。教育長は、いわゆる「口利き」について、県議会議員から口利きと疑われるものが1件あったが即座に断った(ただし、氏名は公表せず)としています。

 また、合否結果は、ホームページ公表後に、県議会議員や個別照会にも対応してきた。発表前に回答する事は一切ないし、過去においても働きかけにより合否の判定に影響を及ぼすようなことは一切なかったとしています。

 これを受けて、代表者会議では、「教員採用試験を始め各種試験における働きかけは、採用試験の公平性・公正性を損なわせるものであり、県議会議員においては、県民から疑念を抱かれるような働きかけは一切行わないこととする」との申し合わせを行ない、この問題の幕引きを図りました。

 皆さん、これで納得できますか。ちなみに教育庁に対しては、この日、共産党も入る「みんなで新しい県政をつくる会」が、口利き県議の氏名公表や全容解明の申し入れを行っています。

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