原油高騰で存亡の危機にある 漁業者、農業者への直接補てんを県へ申し入れ
8月1日、きょうからまたガソリン価格が値上げされ、今後どこまで上がり続けるのか心配です。
きょうは県に対し、原油高騰によって存亡の危機にさらされている漁業者と農業者への直接補てんを国へ求め、県自身も同様の緊急対策をとること。また、投機マネーに対する実効ある措置を政府に求めること、の2点について申し入れをしました(詳しい内容は、県議団のホームページで)。
共産党県委員会と県議団との連名で要望し、県は内堀副知事が応対しました。県委員会からは、宮本しづえさん(衆院選比例予定候補)と山田ゆたかさん(衆院選1区予定候補)が参加。
先日、この2人と相馬市の原釜漁協を実態調査した藤川県議は、小型船の写真も示しながら「重油が3倍も値上がりし、出漁して1往復するだけで20万円もかかっている。このままでは跡継ぎもいなくなり廃業者がでてしまうとの声が出された」と紹介。
私も畜産農家では飼料高騰にあえいでいる事や、野菜や稲作で使う肥料や消毒薬が2倍以上に高騰している事。一方で、高級牛肉は購買力が落ちて買い叩かれ、収入減になっていることも訴えました。
内堀副知事は、「県も対策本部を設けて検討しているが、原油高騰に追いつかない。いろんな分野(午前中にはクリーニング業界からもあったとか)から要望がきている」と述べ、「さらに今後県として何ができるか検討を重ねるしかない」との答えでした。
最後に、「どの分野も大変だが、漁業・農業は国民の食料にかかわる点で他の産業とは別格の対応が必要ではないか」と宮本しづえさんも強調したように、県でも国でも予算の優先順位を組み替えればできない話ではないはずです。