「授業料が払えず退学することがないよう、私学助成を増やして!」 県へ署名を提出し、私立高校生ら要望
【この様子は、夕方のTVニュースでも放映されました】
22日、「県の私学助成を増額してほしい」と私学に通う父母や教師、高校生の代表が、2万9千人分の署名を添えて県へ要望しました。総務部次長と私学の担当部課長が応対しました。
今回は、初めて私学に通う高校生たちが「実情を聞いてもらいたい」と参加し、父母や教師とともに県庁を訪れました。
高校生の代表は、「県も予算が厳しいかもしれないですが、友だちが授業料が払えなくて退学したり、卒業できないことがないよう、私学助成を増やしてほしいのです」と訴えました。この高校生は、同じ内容ですでに知事あてに手紙を出したそうです。
現場の教師も、「県立よりも授業料などが何倍も高いため、この不況下で滞納者が増えており、卒業できない生徒が今年も何人か出そうだ」と報告しました。
父母の代表は、「せめて高校を卒業していないと就職で不利になります。子どもの将来のためにもなんとか卒業させてやりたいと思っています。公私格差(年間約20万円)を考慮して、私学に通う子どもも本県の未来を担う子どもたちという立場でぜひ増額を」と訴えました。
子どもたちには、何の罪もありません。親も必死で働いています。県もムダづかいをやめれば、充分お金を出せるはず。どちらにお金をかけるか、県政が問われています。