「双葉地方の病院充実を」の要請団が来室
【双葉町長から要請を受ける県議団】
双葉地方にある県立大野病院と双葉厚生病院との統合の方向が出されています。26日、双葉郡選出の2人の県議らとともに、双葉町長はじめ7団体が、病院機能の充実を求めて、県議会の各控室を回り要請に来室しました。
先日は、双葉地方のみなさんが、プルサーマル受け入れを求めて要請に来ましたが、今度は病院の存続問題です。私たちは、是々非々に対応していきますが、それにしても、全く違う問題で続けて要請を受けるとは・・・。
この問題は、5日の一般質問で宮川県議も取り上げることになっています。県立大野病院は、原発立地の県立病院として、被爆治療も行なう役割を持っています。そうした意味でも県は、県立病院をむしろ存続・充実させその役割を果たすことが求められているのです。
こうしたことが起こるのは、県自身の行革と、国もまた公立病院ガイドラインを示し公立病院の役割を縮小し国の財政支出を抑制するねらいがあるからです。
その計画策定の期限がこれもまた3月末に迫っているため、県は県立大野病院を双葉厚生病院に統合させようとして、地元が反発しているのです。プルサーマルや原発交付金がらみもあるのかどうか不明ですが、これまで、地元ときちんと話合ってきたのかどうかが問われます。
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いずれにしても、双葉地方の医療過疎という問題に、県がどう責任をもつかです。