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東北最大の前方後方墳を市が復元                      きょう、郡山市「大安場史跡公園」がオープン

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 4日、阿武隈川流域の東、田村町大善寺に大安場古墳の史跡公園がオープンしました。きょうはそのオープニングセレモニーに出席しました。

 この古墳は4世紀頃のもので、18年前の1991(H3)年に発見されました。その後発掘調査が続けられた結果、前方後方墳形としては東北で最大ということで、2000年に国の指定史跡を受けました。古墳から出土した石釧(いしくしろ)という腕輪や太刀、槍などは03年に県の指定重要文化財に指定されています。

 総面積は6.5ha、ガイダンス施設は古墳内に納められていた腕輪の形をしています。午前9時~夕方5時まで開館。休館日は月曜日と年末年始。入場は無料です。大安場(おおやすば)史跡公園は、TEL(024-965-1088)。

 オープニングセレモニーで隣席だった地元の大和田県議の話によれば、小さい頃はこの山を駆け回って遊んでいたそうで、昔からここには宝物があると言い伝えられていたとのこと。

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【丘の頂上にある復元した前方後方墳】

 内覧会で公園内をぐるりと巡ると約40分程度。復元された前方後方墳は、意外にも丘の頂上にありました。5つの古墳のうち4つは円墳で、丘の上にある一番大きいのが前方後方墳でこの地方を支配していた有力者の墓らしい。住居は平地にあり、墓は丘陵地を利用して穴を掘ったものらしいとのこと。

 青森の三内丸山遺跡も見ていますが、わが地元にも古墳史跡公園ができたことで、縄文時代から人が住んでいたことがリアルに見てとれるようになり、なんだか感動さえ沸いてくるから不思議です。

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【発見からオープンまで深く関わってきた私の中学校時代の同級生、職員の柳沼さんと喜びを共に】

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