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中田町の駅伝競走大会と御舘中の柳橋歌舞伎が                                                    郡山市の「まちづくりハーモニー賞」を受賞

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         【主催者挨拶をする佐々木まちづくり推進委員長】

 17日夜、このほど郡山市の2009年度「まちづくりハーモニー賞」を受賞した2団体を祝う祝賀会が、中田町ふれあいセンター和室で、120人を超える参加者で盛大に開催されました。

 今回受賞したのは、中田地区駅伝競争大会実行委員会と市立御舘中学校です。実は、前年度の中田ふるさとまつり実行委員会に続く受賞です。

 中田町駅伝大会は55回目を重ねる伝統行事で、私の生まれた頃に始まったようです。 しかし、ご多聞にもれず一時休止が危ぶまれ、中田体育協会に運営が委ねられ現在に至っています。

 体育協会では、引き継いだもののどうやって盛り上げるか意見を出し合ったところ、小学生など子どもたちに参加してもらってはどうかとなったそうです。

 当時の宮城小学校長に話すと、快諾してくれただけでなく指導もかって出てくれ、これが効を奏して毎年11月23日には区間を走る子どもたちに沿道から声援を送る両親、おじいちゃんやおばあちゃんで大いに盛り上がっています。祝賀会には、今年3月末で定年退職になる吉成校長先生も招待され挨拶されました。

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    【歌舞伎上演までのようすをビデオで紹介する御舘中学校教頭先生】

 もう1つの受賞者は、御舘中学校です。柳橋歌舞伎の地元ということで、毎年学校の文化祭で上演したり、市内のお祭りなどでも上演しています。

 柳橋歌舞伎は江戸時代から続く伝統芸能ですが、これもしばらく中断を余儀なくされていました。1980(S55)年に柳橋地区の有志の皆さんで保存会が復活され、その3年後には市の重要無形文化財に指定され、また、2004(H16)年には「全国地芝居サミット」も開催しています。

 御舘中学校では、2001年から始まった総合学習の時間をフルに使い、生徒たちによる歌舞伎にとりくんで、毎年学校文化祭や地元黒石壮の公演にも出演してきました。

 昨年9月20日の公演は、保存会復活30周年記念公演でしたが、御舘中学校の生徒たちは「義経千本桜」~伏見稲荷鳥居の場~をみごとに上演し、参加者の大きな拍手を受けました。

 祝賀会では、生徒たちの練習風景などのビデオが上映され、手づくりで舞台装置をつくる裏方の取り組みや、三味線奏者の専門家から女子生徒たちが指導を受けている練習風景や、役者に扮する生徒たちが歌舞伎の化粧を覚え、伝統の衣装をつけて保存会の方からけいこをつけてもらっているようすなどが紹介されました。

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    【会場は、中田町各種団体役員をはじめ学校関係者のみなさんまで満杯!】

 中田町は、このほか花見の季節は三春の滝桜の子孫の地蔵桜をはじめ、桜の名所がたくさんあります。秋には柳橋歌舞伎と同時期の9月に開催される伝統の海老根和紙による「秋蛍」、産直直売所、冬場の海老根凍み豆腐づくりなど、中田自慢がいっぱいです。みなさんも四季折々にどうぞお出かけ下さい。

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