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県教委、高校授業料滞納で「除籍」とする学則改正へ

 今月、地元紙の新聞報道にあったように、県教委は高校授業料滞納者に対し、「除籍」とするための学校規則改正を行なうことにしたといいます。
 
 そして、授業料は生徒が払うことになっているのを、保護者にも連帯して支払いを求めることも検討しているようです。
 

 実は、一昨年の県知事選で、「みんなで新しい県政をつくる会」が『出席停止』扱いにできるという事務手続きの徴収マニュアルを問題にし、小川候補が「滞納者の6割が経済的な理由で払えないのであり、県のやり方はあまりにも非教育的」と厳しく批判しました。

 今回は、これより厳しい「除籍とする」学則の変更をするといいます。担当グループにただしたところ、減免制度などを十分活用させ、なおかつ払わない場合ということですが、これだけ小泉政治によって税金のあらたな負担増とリストラ・倒産などによる収入減で、ますます家計が苦しくなっているところへ、さらに県が追い討ちをかけるようなものです。

 しかし、あらためて県教委から滞納状況の資料を取り寄せたところ、滞納は減っているのです。県教委がいう、納入促進のための手立てをとった「成果」なのでしょう。

 滞納者を少なくするには、授業料を思い切って下げてはどうでしょうか。できれば本県独自の教育として、ヨーロッパ並みに学費は無料としてはいかがでしょうか、子育て支援策の一環として。
                             

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コメント

それは逆だと思います。
払わない人がいるからただにする、ではなくて、大多数の人はちゃんと払っているのだから不公平は許さない、ということこそ大事でしょう。

ヨーロッパは高校が義務教育だからただなのでしょうが、日本では行っても行かなくてもいいのですから、無料にしたら利用する家庭としない家庭との間で公平を保てません。

学費無料化に賛成。
もうまもなく政権の変動がみえてきました。
無料化が実施されるのは時間の問題でしょう。どなたが政権を取ろうとも。
そうなれば「除籍」規定など自然消滅します。何を今更!
結果は朝令暮改。そんなことも見えない「石頭」!
教育の森は古~い体質です。
そんな姿勢を毎年みてます。
あの入学願書受付風景です。
中学教師が「持参」提出し
事務員が一々割り印、ナンバリングでガチャン。これが60年百年も改められない。
テレビが毎年放送までする。
大学は郵送以外受付けない。
コチコチの石頭、除籍より化石の頭を取換えるのが先。

「授業料滞納者に対する除籍」問題の重要性は

教育の機会均等を掲げた
憲法違反の疑いがある。

単なる事務的都合ではない。

基本的人権を侵害している。
人間をモノ扱いするから、授業料を教育の対価とする。

税滞納者に選挙権を与えないことはできない。

教育や納税を質に徴収権を行使できないのが民主法制だ。

徴収すべきものはきちんと徴収しなさい。民間でも借金を支払わないからといって、人の行動を束縛はできない。

学校は徴収能力がないのか。
借金を取れれば一人前だ。
学校職員は一人前の能力がないことを棚に上げ、責任能力のない生徒を質にとり教育の機会均等を奪うことを、憲法は禁じている。まして学則は法律ではない、行政の不法な裁量行為だ。入学許可に授業料完納の条件はない。議会はそれをきちんと
チェックする義務がある。

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