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マータイさん、「資源の平等化」「よい統治」「平和」を強調

 本日、環境に対するとりくみで初めてノーベル平和賞を受賞されたケニアのワンガリ・マータイさんが来福し講演されました。

 佐藤知事が、歓迎挨拶の中で、県の特別国際親善大使に任命する場面もあり、スピーチの内容は、すでにマスコミの報道で紹介されています。私が共感したのは、環境問題から女性の地位向上の必要性を感じ、それを農村女性の実態からつかんだということ。また、環境問題から「資源の平等化」、「よい統治」、「平和」この3つのトライアングルが大切と強調された点です。
 

 ところで、マータイさんが「もったいない」という言葉を知ったのは、毎日新聞の招待で来日した05年のインタビューの際だったそうですが、この言葉には仏教の精神に基づき資源に対する敬う気持ちが根底にあるのを知ってさらに好きになったといいます。今では、世界中にこの言葉を広めているようですが、一方で「もったいない」を戦前のように政治家や国家の指導者によって勝手にゆがめられることのないよう、監視が必要かもしれません。

 いずれにしても「戦争のない平和な世界を」ということが「もったいない」運動の大きな目的にすえているのは、女性としての実感だと思います。マータイさんは、最後に「言葉だけでなく、できることから実行に移していきましょう」と呼びかけられました。夕方からの歓迎レセプションでは、特に女性のみなさんに大変な人気で、マータイさんの周りの人だかりは最後まで途切れませんでした。
 明日からは、31日間の2月県議会が開会されます。

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