「格差社会と医療・福祉問題」東北草の根シンポ(山形)
20日、山形で開かれた「草の根シンポジウム」は今年で6回目となり、ちょうど東北を一巡しました。
高橋ちづ子衆院議員、紙とも子、大門みきし両参院議員の3人の国会議員がそろって参加するこのシンポは、これまで大型店出店問題、農業・漁業問題、市町村合併などのテーマで開かれました。
今回は、表題のとおり小泉政権のもとではっきりしてきた「格差社会」問題や医療改悪・医師不足問題、改悪された介護保険・障がい者自立支援法問題などをテーマに、紙さんの国会報告と高橋ちづ子さんがシンポジストとして登壇しました。
大門参院議員は、格差社会と貧困の広がりを解明。『各分野に現れているひどい政治の根っこは1つ。すべては小泉内閣の「構造改革」路線のもとですすんでいる』とズバリ指摘。なるほどそうです。
では「構造改革」とは何か。それは、「日本の大企業が、世界市場で頑張れるよう国際競争をつけてあげること」。そのために、大企業の負担軽減(税、社会保険料、人件費等)と規制緩和(もうけの場を増やす。「官から民」へも)をすすめた結果が、「格差社会」の広がりです。
とりわけその犠牲になっているのは、大企業の下請けである中小企業、若者、中高年、高齢者。
南米やイギリス、ポルトガル、ノルウエーなどヨーロッパではすでに「反構造改革」路線。やっぱりおかしいのは、アメリカとそのポチとなっている日本の政治です。