就職できないのはあなたのせいじゃない!
21日、福島市で開かれた青年の「職」生活シンポには約80人が参加。シンポジストは、青年代表、福島労働局労組書記長や首都圏青年ユニオン、大門参院議員ら4人、コーディネーターは県労連小川英雄さんです。
会場からは青年たちが次々と発言。やはり責任は青年にあるのでなく、働かせ方や求人の少なさ、非正規雇用の増大など、労働法制の改悪や大企業も設けの犠牲にされている姿が浮き彫りになりました。
印象に残った発言を少し紹介しますと、国立大学を卒業後まだ一度も就職したことがない男性は、典型的なニートかひきこもりのようです。でも最初からそうだったのではなく、就職を何年か求め続けても面接で落とされてばかり、すっかり自信も自分の誇りも失っている状態と告白。
もう一人は、学校現場で非常勤で働く女性です。この方は、教員ではなく市採用の専門職で、学校の夏休み中の一ヶ月間はいったん首切りされ、2学期からまた採用という不安定な身分にいるとのこと。
郡山の派遣で医療事務をしている女性は、診療報酬単価切り下げのせいか、コスト縮減のため薬剤師は高いからとして派遣の事務職に「やり方はこの資料を読めばわかるから」などといわれて薬剤師がやる仕事までやらされている。この女性は、短大卒業後一度も正社員で採用されたことがないという。
大門参院議員は、小泉「構造改革」による大企業に都合の良い雇用政策が原因、とズバリ指摘しました。「就職できないのはあなたのせいじゃない」は大門さんが国会で広めたことばとか。
ところで、もし、働き方や働かせ方がおかしいと感じたら、すぐ相談を。
県労連(024-522-3097)か、お近くのハローワークや労働基準監督署、または、共産党福島県委員会(024-555-0550)など、いろんな機関へ気軽に。