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前進座「佐倉義民伝」郡山公演、600人が観劇

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11日、郡山市民文化センターで前進座の75周年公演「佐倉義民伝」と「近江のお兼」が上演され、約600人が本格歌舞伎と河原崎國太郎さんの華やかな踊りを堪能しました。

 また、地方公演ではめったにみられない「口上」もあり、裃(かみしも)姿の嵐圭史さんはじめ5人から75周年を迎えた前進座についてご挨拶がありました。

 写真:前進座の役者さんたちと「打ち上げ」。私の右隣は、百姓女房お仙役の山崎辰三郎さん。

 

 この実行委員会を正式に立ち上げたのは、実は4月になってからです。ちょうど1年前の6月「銃口」で会場満杯の800人で大成功を納めたとはいえ、引き続きの公演は正直負担でした。
 
 結局ぎりぎりまで検討して決定したのですが、正味1ヶ月余。途中二本松市議選もあり本当に大変でした。

 でも、当日は、お昼すぎからロビーに人が集まりはじめ、午後2時開場前に並んでいただいたら、2階の入り口から1階の正面玄関まで長蛇の列となりました。

 また、私の地元柳橋歌舞伎保存会の方を楽屋に案内し、短時間ですが役者さんと交流もでき喜んでいただきました。

 舞台は「口上」のあと、國太郎さんの大きな晒しを使った華やかな「踊り」、一緒に登場した"馬"が後ろ足で立ち上がったのはみごとでした。「佐倉義民伝」は家族との最後の別れの場面が感動的。

 特に、何度もすがりつく子どもを振り払いながら、宗五郎は降りしきる雪の中ふたたび江戸へ・・・。ここは昨年国立劇場で観ているのに涙がとまりませんでした。

 宗五郎が生きた江戸時代は、年貢の割増しをしないようにと幕府に「直訴」すれば重罰に処され、本人ばかりか一族郎党皆殺しの時代だったとは。こんなひどい時代へ逆戻りするのはいやです。

 ともあれ、短期間のとりくみとしては大成功でした。この力を今後の活動のエネルギーにしていきたいと思います。(えつこ通信NO.330)

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