「県9条の会」一周年記念講演会に全県から2000人
憲法9条を守れの一点でつくられた「福島県9条の会」が発足して一周年になりました。きょうは、全国9条の会よびかけ人の一人、作家の澤地久枝さんが記念講演されました。
会場の県文化センターの2000席は、ほぼ埋め尽くされ満席でした。
平和へのリレートークでは、萱葺き職人の若い大橋百合子さん、僧侶の田中さん、元牧師の高橋さん、そして郡山9条の会よびかけ人の太田緑子さんら、それぞれに味わい深いお話でした。
中でも太田緑子さんは、まもなく91才になるそうですが、全国各地の9条の会講演では最高齢のようです。太田さんの「私の遺言は、憲法を守ることです」に、参加者は大きな拍手で応えました。
私は、用事があり40分ほど遅れて参加し、ちょうど第1部の金谷昌治さんのチェロコンサートが終わる頃で、残っている席は3階の一番上2列だけ。初めて最後列で聴きました(写真)。
沖縄の久米島つむぎの着物姿で現れた澤地さんは、「いろいろ守るべきことはたくさんあるけれど、今は憲法です」と明快に述べて講演が始まりました。
戦争の残酷さ、家族、小泉政治の問題などたくさんのことを話されましたが、最後に強調されていたのは自分につながる家族の系譜をたどり、誰が、いつ、どんな理由で死んだのかを調べてみることでした。
今すぐにはできそうにないけれど、やってみる価値はありそうです。