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水谷建設元会長逮捕                           佐藤知事の実弟会社も関与!?

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 今月12日、東京地検特捜部は、水谷建設(三重県桑名市)の元会長を逮捕しました。いわき市内の土地売買をめぐる脱税(法人税法違反)容疑です。
 
 東京地検は、脱税で得た資金の一部が裏金として政界などに流れたとみており、4つのルートから解明をすすめています。

 問題は、佐藤知事の弟が経営する「郡山三東スーツ」の土地売買にからんで、実弟宅も捜査されたこと。知事は、この会社の42%の株式を持つ筆頭株主で、数年前まで取締役をしていました。

 すでに昨年3/27付「赤旗が、三東スーツの土地売買をめぐる水谷建設とのかかわりや、知事が発注した木戸ダム建設とのかかわりなどを報道。このスクープをきっかけに他のマスコミも書きはじめました。 
 
 大手ゼネコンの前田建設工業は、ダム建設受注後の約半年から一年間のうちに、知事の実弟の会社郡山三東スーツへ郡山市内の工場跡地を担保に4億円を融資。その後三東スーツは、この土地を水谷建設に通常の倍の値段の8億円で買い取ってもらい、前田建設工業側に全額返済したとされています。 
 
 実は、水谷建設はサブコンといわれ、ゼネコンの下請けとしてダムや高速道路などの工事を請負ってきた会社です。県(佐藤知事)が発注したダム・木戸ダムでは、本体工事を前田建設工業が受注し、その第一次下請けに入っています。

 しかも、政財界に幅広い人脈を持ち、自らを「政商」と名乗るほどの水谷建設は、福島県内を地盤に業績を広げたようです。
 
 それを可能にしたのは、95年以降ゼネコンが喜ぶ大型公共事業を次々に着手してきた佐藤県政であり、国会議員を含めた政界工作が効を奏したからでしょう。

 したがって、佐藤栄佐久知事とのかかわりが注目されるのは当たり前です。いずれにしても東京地検による真相の解明は始まったばかり。徹底究明を強く求める時です。
                            <えつこ通信 NO.335>

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