佐藤知事の文書回答で新事実 「水谷建設から5万円の政治資金を受けていた」
10日、佐藤栄佐久知事に対し、県発注の公共事業に多数参加している水谷建設をめぐる問題で、10日までに文書回答を求めていましたが、午後4時少し前に回答文書を受理。私たちは4時半に県庁で記者会見し公表しました。
知事からの回答で新たな事実も判明!これまで知事は「水谷建設は名前も聞いたこともない」などといっていたのに、「H16年5月に社会政治工学研究会(知事の後援会)が政治資金パーティーを開催し、水谷建設から5万円のパーティー券を受けており、この会費については近々返済したい」としました。
私は「県発注の公共事業にかかわる問題でもあり、他の会派と協議して、議会としての対応を検討していきたい」、つくる会の小川さんは、「県民からのメールやFAX受付を検討中」と述べました。
知事の回答は全体として説明したとはいえないもので、特に木戸ダムの入札で談合があったことを3日のNHKで報道されていることや、水谷建設からの裏金が暴力団にも流れていたとの報道についても「報道なので回答しようがない」と逃げました。
一方、知事後援会の「栄和会」の経緯については詳しく述べていますが、オックスフォードとの関係について知らないとしました。
なお、回答の問い合わせ先は、郡山の「社会政治工学研究会(馬場)」となっていました。
ところで、10日までに回答を求めていたことから、この日は朝から控室にマスコミの出入りが頻発で、午前中は長谷部県議が対応。
私が改めて秘書課に問い合わせたら、文書は夕方に仕上げて投函するというのです。それでは、期日に間に合わないと指摘し、結局夕方4時に秘書から直接手渡すことに。同時に、秘書課からマスコミに投げ込みをするなど、知事サイドもいろいろ考えたもよう。
いずれにしても、新たな5万円の政治資金を受けていたことも含め、まだまだ解明が必要です。