県政談合事件で、県議数十人が事情聴取される
7日付けの福島民報は、弟の祐二容疑者が04年知事選で各選対事務所と県議に、合計約5千万円にのぼる選挙資金を渡したと供述し、県議十数人が事情聴取されたと報道。
これは、政治資金報告書に記載されていない裏金です。元はといえば、私たち県民の血税ではありませんか。
当時の自民党県連幹事長は、原正夫現郡山市長でした。原市長自身も、今年自らの後援会が開いたパーティー券問題で県警の取調べ中です。
やはり、自民党支部あげて、知事選挙、国政選挙、地方選まで、建設業界や団体ぐるみ選挙を行い、大量の人とカネも集め選挙を行なっていることは誰もが知っていることですが、ここに「裏金」が渡り選対や県議が受け取っていたとすれば、明らかに選挙違反です。
県議会では、4日に県政談合事件を審議する特別委員会が設置されたばかりで、共産党からは長谷部議員が委員になり、11日がその第一回目となる予定ですが、これ以前の問題が浮上したといえます。
まず、選挙資金の裏金を受け取った議員は、自らその事実を明らかにすること。これなしには、入札制度改善等をいくらやっても県民の信用はえられません。
もちろん、一方の「官製談合」の疑いが濃厚の、県当局の徹底究明も忘れないでもらいたいものです。