郡山医療生協9条の会が2周年集会
2日の午後、医療生協9条の会が結成2周年を記念して集会が開かれ、川端純四郎氏による「教育と憲法」についての講演を聞きました。
川端氏の話は何度も聞いていますが、安倍政権が発足し教育基本法改悪案が、来週参院で与党だけで強行採決されようとする緊迫した事態を迎えている今、これらの不安や今後の闘いにズバリ答える明快なお話でした。
以下、お話の概要を紹介します。
「政府は選挙で交代する。政府が変わるたびに教育は変わったのでは教育は成り立たない。ゆえに、教育は不当な支配に服することなく、国民に直接責任をもつ。
政党は、もともと利害団体であり、自民党は財界・大企業の代表。共産党や社民党は労働者を代表する政党であり、もともと一致するはずがない。自民党の改悪案は、教育の国家支配をねらった国家主義教育。
おもしろいのは、財界がアジア重視に変わりはじめたこと。アジアとの協調なしに日本経済は成り立たない(貿易相手国はアメリカ20%弱、東アジア50%強に)。アジアとの和解のためには、戦争に対する反省と憲法9条の厳守が絶対必須条件。
国民全体がそれに気づくまで3年かかる。3年間の闘いと選挙で野党が前進すること。アメリカも2年後の大統領選挙で民主党勝利が予想される。新自由主義路線にブレーキがかかり、軍事優先から話し合い重視に。そのときまで、どんなことがあっても憲法9条を守り通すことが必要」