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帝京安積高校教師銃撃事件から9周年

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【集会で来賓挨拶する私】 【たたかう帝京安積高校組合のみなさん】

2/6は、帝京安積高校教師、組合委員長の菊田孝之先生が、夕方自転車で帰宅途中銃撃された日です。ちょうど今年で9年目、幸い一命は取りとめました。この事件は、労働組合を壊滅する目的で実行されたものでした。

 裁判は、刑事事件から民事事件へと舞台は変わっていますが、これまでの公判で、実行犯はこの高校に雇われた労務担当、つまり組合対策のために雇われた暴力団員だったのです。帝京学園からは、いまだに謝罪なし、菊田先生への治療費代も支払われていません。

 集会では、菊田先生とともに戦っている組合員が、それぞれどんな攻撃にさらされてきたのか、1人ずつ体験と心境が語られました。集会の中でこんなにリアルにそれぞれから聞いたのは初めてです。

 

 9年経ったから言えるのかもしれません。攻撃のされ方はみな違うのですが、全部合わせると経営者側の手口とねらいが逆に浮かび上がってきます。

組合つぶしの常套手段なのでしょうが、互いを疑心暗鬼させる分断攻撃によって、かつての先輩教師から裏切られた時の悔しい気持ち。

 銃撃事件後、犯人がつかまるまでは、帰宅途中も自宅にいても恐怖の毎日だったこと。生々しい話にじーんときました。「この戦いを何としても勝利させる」と、参加者の思いが一つなった集会でした。

 公判では、憲法で認められた組合の存在さえ認めないという帝京グループ学長が、裏で指示していたことが明らかになっています。私学という立場で教育を私物化し、テロ行為まで行なって組合をつぶそうとすることは、本当に驚くべきことです。

 補助金を出している県に対しては、私も同席し再三に渡り経営者への指導監督を求めてきましたが、積極的な改善策がないまま、事件当時の一年間中断しただけで、補助金は毎年支出されています。

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