日本青年会議所作成のDVD「誇り」を 学校で使用しないよう教育長へ申し入れ

日本の侵略戦争を自衛、アジア開放のためだった」と肯定し、美化するアニメーションDVDが、文科省の研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用されました。これ自体とんでもないことです。
これは、日本青年会議所が作製したもので、「誇り」と題するDVDで、全国の学校に宣伝し使用させようとしていることから、1日教育長に対し県内の学校で使用しないよう申し入れました。教育長は、「知らなかった。まだ調べていないが、県内の学校で使用しているとは聞いていない」とのこと。
安倍内閣は、いわゆる靖国史観で固めた内閣といわれますが、55・17共産党の石井衆院議員がこのDVDについて伊吹文科大臣に質問したところ、「私なら使わない」と答弁しています。
教育基本法をかえ、憲法かえ、「愛国心」を子どもたちに植え付け、歴史の真実をゆがめてアジアへの侵略戦争を美化することは、アジアとの友好関係をこわすものでしかありません。
上海に県の出先事務所をもっている本県としては、いっそう慎重な態度が求められます。学校現場で使用させないよう求めていきましょう。