あきれた使い道、郡山市議会政調費
3日、「郡山市議会政務調査費を考える市民の会」が、この間の調査内容を報告する集会を開きました。会場いっぱいに多くの市民が参加。マスコミもNHKはじめ各社が取材につめかけるなど、関心の高さが伺えます。
きょうの報告集会では、会が昨年度分の領収書を閲覧してチェックしたものが報告されましたが、えっ、こんなものが政調費で?とあきれるばかりです。
例えば、1本2万7,436円もする万年筆や19万円もする世界遺産図鑑の購入代とか、栃東関の後援会費、九州へ行政視察中に郡山でガソリンを給油していたとか。灯油や混合油の領収書は、もしや農業機械(草刈機)への給油かと疑われるものも。議長は、6台の車に給油し月3万円もらい、1日に2回給油している月もありました。
郡山市議会の領収書はコピーで、しかも肝心の発行元は全部墨塗りされてわかりません。それでも、ここに紹介し切れないほど多数の変な事例がいっぱいです。
月13万円の政調費は、県内でも東北でも中核市比較でダントツの高さとのこと。いずれにしても、議員としての見識が問われる問題です。
市議会では、会の動きを受けて急きょ議会改革検討会が設置されたそうですが、最初から公開か非公開かをめぐり2時間ももめたそうです。共産党市議団は、こうしたずさんな使われ方を厳しく指摘し、市議会でも積極的に改善を働きかけています。