原油高騰問題で知事へ緊急要望
6日、原油高騰による影響が県内でも広がってきていることから、緊急に知事へ対策を申し入れました。
原油高騰の大きな要因は、国際投機マネーの投資によるものですが、これを規制すること。税制面・金融面での対策、低所得者への支援など、国へ求めるよう要望。
また、県としても県民生活の影響調査を実施し、対策を早急にとるよう求めました。知事は、5日に政府関係者に要望したことや、金融機関にも支援を要請したことを明らかにしました。
学校現場では、灯油の使用を制限している状態で、子どもたちの健康が心配だと伝え、その点でも急いで対策をと求めました。
コメント
一般庶民が、原油の高騰に起因するガソリン・灯油・その他の生活必需品価格の高騰に苦しんでいる中、県民の税金で購入する高価な燃料を毎日無駄遣いしている組織があります。
それは福島県警のヘリコプター部隊です。県警は現在2機のヘリコプターを運用していますが、治安維持のための警戒パトロールと称して毎日毎日、低空飛行行動を行っているのです。
この低空飛行パトロールは、2年前のいわゆる「郵政解散」をきっかけに始まりました。以前ロンドンやマドリードで選挙期間中を狙ったテロが起きたことから、原発を抱えている福島県にあっても選挙期間中の警戒を厳にするため、ヘリコプターによる超低空飛行パトロール(地上を走行中の乗用車のナンバーが搭載カメラで視認できる程度の低高度での飛行)を実施し、テロを未然に防止することが目的だと当時の新聞に記載されていました。
しかし、とっくに選挙が終わったにもかかわらず、その後も県警は引き続いて、悪天候日を除くほぼ毎日、ヘリによる超低空飛行パトロールをなし崩し的に続けているのです。
ご存じの方もおられると思いますが、ヘリコプターの飛行に使われるジェット燃料は非常に高価であり、またヘリコプターという航空機自体が「燃料をがぶ飲みする」と称されるほどそもそもが燃費が非常に悪いしろものです。また、燃料費のみならず、ヘリを運営するには、基地の設置やメンテナンスにかかる費用も要り、寧ろこちらの維持運営費の方が馬鹿にならないほど高額です。つまりヘリコプターというものは、トータルで考えると非常に高価な機材であり、その機動性や利便性を差し引いても、差し引きマイナスになる事の方が多い「割に合わない機材だが、あるととても重宝するので、どうしてもというときに限って使用すべき機材」だと専門家に評されてもいます。
そんな高価な機材を、福島県警は「テロ対策」のためと称して、確固たる根拠や情報に基づくことなくただ漫然と、毎日毎日、県上空に飛ばしているのです。
しかも、特に福島市街地の上空では、騒音・爆音をまき散らしての超低空での上空旋回を何度も行ったり、低高度でのホバリング、一般道を走行中の車両を仮想犯罪車両に見立てての追跡行為をするなど、無法行為をやりたい放題に行っています。
知り合いの新聞記者によると、前任の県警本部長が、自身の出世のための実績づくりのためにこの選挙期間中の飛行パトロールを企画・実施し、選挙の翌年からもヘリの予算を前年度実績を基に要求し、なし崩し的にこのようなヘリの運営を続けているそうです(ちなみに前任の県警本部長は、その目論見通り中央に栄転しました)。
私の友人の住んでいるマンションは、丁度県警ヘリが何度も何度も行き来する航路上にあります。県警ヘリの超低空飛行による騒音で、夜間の仕事のため昼間睡眠を取る彼女の旦那さんは、何度も睡眠を中断されてストレス性の不眠症になり、とうとう仕事を辞めさせられてしまいました。奥さんが警察に苦情の電話をしたら、今週の日曜日の午後は、その当てつけのように、わざとマンションの上空で延々とホバリングをしていたそうです。
費用対効果を考えても毎日のヘリのパトロールは全く納得がいきません。そもそも原発を守るためならば、わざわざ福島市の茂庭あたりの基地から原発のある地区まで延々と飛行していかずに、直接原発施設の近くにヘリの基地を設ければいいはずです。しかも苦情を申し立てた一般市民に意趣返しをするなどもってのほかです。
これは明らかに悪質な税金の無駄遣いだと思いますがいかがお考えでしょうか?
投稿者: 原田 | 2007年12月11日 15:37
上記について訂正です
県警ヘリの基地は「茂庭」ではなく「荒井」でした。
失礼いたしました
投稿者: 原田 | 2007年12月12日 09:45
お尋ねの県警ヘリの件について、返事が遅れましたが、まず、県警から状況をつかもうと思い、勝手ながら匿名でこの内容を見せて先週県警に調査を依頼しておりました。きょう説明を受けましたので、概要ですがお知らせします。
「県警ヘリは2機あり、福島市荒井にヘリポートがある。基本的には365日県内を方部決めて飛んでいる。主に、交通情報等のパトロールをはじめ事件への対応や水難・山岳救助、災害時などで活動している。
高度は、航空法では300m以上となっているが、600m以上を保つようにしている。確かに600mでもかなり騒音があるので、そうした苦情などは常時県警やヘリポート、県民相談室などで受付けており、具体的に相談あれば善処できるようにしていきたい」
「航空燃料は、今年7月に少し値上げされたが、現在116円/ℓ」との説明でした。
直接県警に言いにくいようでしたら、具体的な状況をお聞きしながらいつでもご相談にのりますので、お知らせいただければと思います。
投稿者: 神山悦子 | 2007年12月25日 20:57