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トラハイと中田の県道を調査

kap080225-tri.jpg                       【トラハイの料金所前で】

 25日に県議団で、トラハイ・あぶくま高原道路を調査してきました。すれ違った車はわずか2台~4台程度。午後一番の時間帯というばかりではなさそうでした。

kap080225-torahai3.jpg                【ほとんど車が通っていない福島空港へのあぶくま高原道路(トラハイ)】


 これまで、一日平均600台~700台の通行量。県は料金収入でペイできる台数は、1,800~2,000台としていますが、全線開通したとしても飛躍的に通行量が伸びるとは思えません。

 このトラハイは、全長約36km、総事業費は1,312億円、あと3年で全線開通予定です。しかし、この道路が完成しても、県は縦横6本の広域連携軸を整備するという計画ですから、生活道路にまわる予算はいつまでたっても少ないままです。

kap080225-ken.jpg           【中田の県道五百目坂の調査】

 このあと、私たちは整備の遅れている中田町の県道、五百目坂を視察。ここに住むご夫婦に聞けば「この坂道は凍結するので、毎年登れない車がある。元々こんな急坂になる予定ではなかった」と早期改修を要望されました。

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【地元の県道石切坂に設置されている自動融雪装置】

 国会では「道路特定財源」の論議が真っ最中で、東京アクアラインの無駄遣いが指摘されていました。私も先日のバス旅行で通りましたが、ほとんど車はみえませんでした。アクアラインは10km、海上橋も入れれば全長15kmで、約1兆4千億円(なんと1m当たり1億円)もかけたとか。通行料金も普通車で3,000円と大変高い。

 道路特定財源は、今後10年間で59兆円を使い切る計画です。地方の要望を積み上げたものといいますが、本県でいえば6本の連携軸やトラハイが優先され、しかも4.5割は県の負担です。

 一般財源化してこそ、必要な生活道路が整備されますし、福祉や教育にも予算をまわせると思うのですが。

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