今度は農業予算で大規模林道と農道整備
道路特定財源でつくるトラハイのようなムダな道路ばかりでなく、農業予算でも大変なムダな大規模林道と農道が建設されているのをご存知でしょうか。
実は、国の緑資源機構が整備していた大規模林道と農業基盤整備・農道整備事業が、例の談合汚職問題で都道府県に移管されることになりました。国が負担していた分は、継続すると言いますが、これが県の事業になるのですから、この機会に県は見直しすべきです。
何しろ、幅員7m、側溝もある片側1車線のりっぱな道路です。環境面からみても、人家のない山を切り開き、稀少野生動植物をこわすことにもなるため、自然保護団体からは以前から批判が起きています。
きょうは、私の地元に近いところにこの新しい農道をみてきましたが、生活道路は5mの拡幅するだけに比べ、人家もない山を切り開いたりっぱな道路には、これが農道かとあきれました。周辺の山々までよ~く見渡せました。
通りかかった人に訪ねると、「農業予算は米価がこれだけ下がっているのだから、条件不利地でも頑張っている個々の農家を支援する方に回してほしい」、「母を介護することになり、高齢者医療などに税金を使ってほしい。ここの凍結する道路こそ直してほしい」など要望されましたが、まったくそのとおりです。