« 後期高齢者医療制度、まったくごせやげるごど! | メイン | メーデー郡山地区集会 »

問題のトラハイ工事で、カルバート内にひび割れと横ずれが

kap080430-torahi.jpg


 28日、県土木部道路課が記者会見で明らかにしたところによると、06年3月に施工したあぶくま高原道路・トラハイの第4工区の工事で、本線と交差する村道に設置したアーチ型カルバートに、ひびとつなぎ部分に横ずれが見つかったとのこと。

 私は、これをお昼のニュースで知ったので、担当課に連絡し資料を取り寄せました。長さ2mのコンクリートを49ブロックつなげて設置。そのうち13ブロックに幅0.10~0.80ミリのひび割れと、29ブロックに最大16.5ミリの横ずれがあったというものです。この部分は、今年供与開通予定にしています。

 施工業者が、今年3月12日確認したものだそうです。これまで調査したが原因が特定できないといいますが、19日まで開かれていた2月県議会中になぜ明らかにしなかったのか。今後、専門家で構成する第3者の検討委員会で対応策を検討するといいます。

 ところで、06年といえば9月に前知事が談合疑惑で辞任した年。あすも公判があるようですが、トラハイも談合問題で取りざたされた工事箇所。談合で県民の税金を食い物にしていたことと合わせ、幾重にも問題ありの道路です。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kamiyama.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/452

コメント

福島県出身・他県在住の一土木技術者です。ニュースを検索していてここを見ました。完璧な工事をしても想定外の原因によりひびが入る場合もあります。原因が特定出来ていないうちに「ずさんな工事」と決めつけるのは技術的視点から見ておかしいと思います。
原因が「手抜き工事」とかだったらガンガンやっちゃっていいと思いますが、「トラブル=手抜き工事」というような短絡的な思考はよくないなぁ。

ご指摘、ありがとうございます。

本県出身の土木技術者とのことですが、確かにご指摘のとおりです。
表現を訂正しました。何しろ原因究明はこれからですからね。

実は、この道路建設の最初の頃の工事で、同じようなボックス内のずさんな工事の事例がマスコミで取り上げられたことがあったものですから、ついここもと考えてしまいました。

 談合問題が発覚するまでは、トラハイは公共事業の「地産地消」だとして、地元業者を中心に分離発注しています。それはよいのですが、今回の箇所と以前の業者は違うかもしれません(業者については調査中)。ご指摘ありがとうございました。


コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)