小名浜東港の追加補正に反対し討論/MA米の中止を求める意見書は全会一致で採択
【討論を終え、9月議会が閉会し、控え室でほっと一息の3人】
10日の閉会日は、9月一般会計補正予算案の反対討論に立ちました。この補正案には、学校耐震化予算やアスベスト調査費、稲ホールクロップサイレージへの支援など評価すべき内容もありましたが、私たちが一貫して反対している「小名浜東港」の追加補正、1億2,600万円が含まれていたからです。
一方で、9月補正では、法人税収の100億円減額補正も提案されました。県の財政が苦しいときに、ムダな大型プロジェクトについては、追加補正までつけて推進するのは逆さまです。
今回の東港の補正で、既存の防波堤にある消波ブロックを外側に移す工事費だそうですが、こんなところに使う予算があったなら、今年大幅なカットで大変になっている教育へ予算を回すべきです。
何しろ今年度当初で、養護学校の備品購入費をみると、昨年比で7割もカットし300万円の予算しか配分しませんでした。
私は、6月の県議会で教育予算のあり方質問しましたが、今議会でも、藤川県議が教員旅費の削減問題を含め質問し増額補正をつけるべきだと求めました。
今回は、自民党議員を含めて全ての会派から同様の質問や問題点が指摘されました。こんなことはかつてないことです。12月県議会でも間に合います。県は教育予算の補てんを検討すべきです。
ところで、意見書案9件が全会一致で採択となりましたが、その中に県農業会議が提出した「MA米の輸入中止を求める意見書」も入っています。
汚染米の流通問題を受けて、県の農業団体がついにこういう意見書をあげたのです。6月に私たちと民主党県議も紹介議員になっていた農民連提出の同じ意見書も採択されました。
この間、党が出した農業再生プランをもって、各地でJAなど農業関係者を訪ね懇談を重ねてきたこと。6月に農業総合センターで「農業シンポジウム」を開催し、党の農業政策と大きな点で一致したことなど、これらが大きな力になったものと思います。