12月県議会、小名浜東港にまたも増額補正 福祉灯油「生活保護」世帯への拡大と教員の引率旅費等の増額が実現
【開会日、本会議場前で自民党の2人の女性県議と共に(女性県議は自民3人、共産3人の6人)】
12月2日から始まった12月県議会は、17日まで16日間の会期です。12月補正予算の特徴は、県民運動とあいまってこの間私たちがたびたび取り上げてきた福祉灯油の補助対象の拡大と、教育予算の一部増額補正が実現しました。その一方で、またも小名浜人工島の追加補正が計上されました。
福祉灯油については、ようやく補助対象を「生活保護世帯」にも拡充します。また、教育予算の大幅削減が現場に大きな影響を及ぼしていることが明らかになり、教員の部活等の引率旅費として約3,800万円が増額補正され、また、学校灯油代の燃料費として1億3,600万円も補正されます。
今年度、小名浜東港には異常なつぎ込み方になっており、事業費ベースでは昨年比で2.5倍の46億円。そのうち県費分は、当初予算で21億円、9月補正で1億2,600万円、さらに12月補正で1億800万円、合計で23億6,100万円も投入します。
県土木部は、トラハイ・あぶくま高原道路があと2年で終了するため、その分を東港建設費へ向けるつもりでしょうか。これほど県の財政が厳しいといっているのに、大規模事業には大盤振る舞いでは逆さまです。
今回は、宮川県議が12/10に登壇します。県内でも非正規労働者の派遣切りなどの雇用対策、子どもの貧困問題、小名浜東港建設などを質問する予定です。