県議会で「雇用を守る緊急対策を求める意見書」が全会一致で採択 パナソニック電工を解雇された郡山の派遣労働者が来室
17日、12月県議会はきょうで閉会です。今議会は、非正規雇用者の首切り、いわゆる「派遣切り」が大きな社会問題になり、12月初めで約1千人でしたが、きょうは、県内の非正規切りが3千人との報道もあり、刻々と厳しさを増しています。
青年雇用フェスタ代表が、9日に「カニコー署名」738人分を添えて、「緊急雇用対策を求める意見書」を県議会議長へ要請していましたが、この意見書の内容を盛り込んだ意見書が全会一致で採択となります。
この「緊急雇用対策を国に求める意見書」が、政審で採択の方向となった15日の夕方、NHKの県内のニュースで報道されました。マスコミからみても、いかに時宜にかなった意見書だったかという証明だと思います。
さらにきのうは、パナソニック電工の郡山の女性派遣労働者が解雇された問題で、支援者代表のみなさんと共に県議団に要請に来られました。
解雇された佐藤昌子さんにお会いしたのは初めてですが、私と同年齢。「夫もリストラされており、3人子どもがいますが、下の子どもは専門学校へ行くのをあきらめるといっています。このままでは、食べていくことも生きていくこともできなくなります」と切々と訴えられました。
懇談を終えたあと、「女性3人の議員さんと話をしているうちに、少し希望がみえてきました」と明るい顔なり、こちらもホッとしましたが、ご本人の状態を思うと本当に深刻です。
彼女のことはもちろん、企業に対し非正規切りを許さず、『企業の社会的責任』を求めて、労働者同士の連帯を広げる時です!