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パナソニックの偽装派遣で解雇された                        「佐藤昌子さんを支援する会」結成

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     【講演する鎌田さん】

 8日、市内でパナソニックの偽装派遣を告発し、解雇撤回・直接雇用を求めて裁判をたたかっている佐藤昌子(しょうこ)さんを支援する結成総会がありました。

 私も支援にかけつけ、共産党を代表して支援の挨拶をしました。当日は、社民党の古川県議も挨拶し、民主党のメッセージが紹介されました。

 また、同じ松下POPの違法派遣裁判の原告が埼玉と千葉からかけつけ、連帯の挨拶。
 このあと、ルポライターの鎌田慧(さとし)さんが講演しました。

 佐藤昌子さんは、3人の子どもを育てながら、18年間松下電工の営業所のショールームアドバイザーとして勤めてきました。

 最初は、松下電工の正社員として採用されましたが、2ヶ月後には松下電工へのもっぱら派遣会社アロー・ビジネス・メイツ(ABM)への転籍を命じられ、そこからの派遣社員という形にされました。

 実際の仕事は以前と変わらかったので、佐藤さんそれをよく知らないままショールームの接客業をしていたのです。しかし、派遣会社の契約書には、全く別の「事務用機器操作」(のちに「インテリアコーディネーター」に変更)となっていました。それを知ったのは、随分あとになってからだったそうです。

 そして昨年8月、佐藤さんは、パナソニックに社名変更されたのと同時に、9月末までの解雇を通告されました。

 「残るのであれば、賃金を4割カットを条件にHEGへ転籍し、出向という形なら認める」と一方的に伝えられたため、佐藤さんは組合に加入し、そこから会社と団体交渉などたたかいを始めました。

 こんな大企業の身勝手なやり方を放置してよいはずがありません。佐藤昌子さんは、私の高校時代の同級生です。どうぞ、大きなご支援を。

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コメント

最近、大手製造(車、携帯電話)が解雇で、私の友人も車関係の仕事で、昨年12月で解雇になってしまいました。今の政治は疑問が多々あります。解雇された友人も何回も面接をしてもことわられました。今は、友人も私の紹介した仕事を一所懸命しようと今は、がんばっています。雇用問題は、深刻です。国民一人ひとりの立場を考える政治をしてほしいと願います。

埼玉より、パナソニックの偽装派遣と闘う佐藤昌子さんの応援結成集会に参加させていただきました。「派遣社員は闘うことが難しい、ほとんどの派遣社員は声を上げることすら出来ない。私はそういった人たちの分まで闘う」同じ雇い止めされた派遣社員として、人間として扱われない理不尽さ、そこで勤めているにも関わらず、派遣先相手に闘う事の出来ない悔しさに共感し、そして何よりも佐藤さんの結成式であるにも関わらず、私の偽装請負相手、東京医療センターの職場復帰の署名集めにも協力してくださるお人柄に感動し、カンパさせていただきました。

本日、松下PDP訴訟、勝利判決の吉岡君と、松下東京本社前にて、判決に従い吉岡君を職場に戻す要請書を提出する行動に参加しましたが、松下は警備員を配し、中に一歩も入れず、要請書も受け取らないという非道な扱いに、怒りをぶつける吉岡君と一緒に、本社前にて佐藤昌子様がパナソニックより受けた怒りを、出来る限り伝えてきました。

遠方故、出来ることは限られますが、佐藤昌子様が東京にお越しの際はまた是非参加いたします。

鈴木俊志 首都圏なかまユニオン

 五十嵐さん、埼玉の鈴木さん、コメントありがとうございます。

 18日には会津富士通に入ってきましたが、相当ピリピリしていて、マスコミも問い合わせが多かった割には、当日あまり来ませんでした。

 でも佐藤昌子さんや鈴木さんのように、また吉岡さんのように、顔を出して闘っていることに本当に頭が下がります。

 労働者を人間として扱うまで、ご一緒に「企業の社会的責任」を求める闘いを!

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