前進座国立劇場5月公演観劇ツアー
【郡山パルのみなさんと】
10日は、前進座友の会・郡山パル主催で、毎年恒例の5月国立劇場公演観劇のツアーでした。5月10日~22日(金)まで上演されていますが、昼の部は、11時30分からの開演です。
今年の演目は、「江戸城総攻(そうぜめ)」と「左の腕」~無宿人別帳の2つ。「江戸城総攻」は、昨年のNHK大河ドラマ"篤姫"を見て、江戸最が明治に代わる時無血開城となったことを初めて知ったのですが、今回は真山青果の3部作を1本に仕立て直したものだそうです。
「左の腕」は、松本清張の時代小説「無宿人別帳」シリーズを舞台化したもので、清張生誕100年・中村梅之助舞台生活70年記念公演です。
朝6時すぎに出発して10時に到着。11時30分からの開演ですが、その間、福島県出身の前進座女優横沢さんの案内で、私たちは一番乗りで楽屋訪問をさせていただきました。初日に行ったのは初めてです。
徳川最後の将軍慶喜を演じる嵐圭史さんの楽屋を訪問し少し懇談。その他、勝麟太郎を演じる瀬川菊之丞さん、山岡鉄太郎を演じる嵐広也さんは、「左の腕」の松葉屋の女主人・おあさを演じる河原崎國太郎さんと同じ楽屋からそろって顔を出してくれました。
【横沢さんと中村梅之助さん】
前進座代表の中村梅之助さんからは、他の団体とみなさんと一緒に挨拶を受けました。梅之助さんは、9歳から舞台に立ったことを述べていましたから、今年で79歳。父親の中村翫右衛門さんが「左の腕」を主演されていて、1982年1月を最後に80歳過ぎまでつとめたと聞いています。
一流の役者さんと一流の舞台を観劇できるのは大変幸せなことと思っています。8日には久しぶりに郡山演劇観賞会の例会に参加し、「佐賀のがばいばあちゃん」をみたばかり。
森光子さんがついに「放浪記」舞台主演2000回を迎え、89歳の誕生日も兼ねたお祝いの報道がありましたが、この数日間、役者として生きている方たちのエネルギーを頂いています。私も頑張らなくては!