藤川県議が補正予算に反対討論 新婦人提出の細菌性髄膜炎ヒブワクチン接種化を求める意見書が採択
【反対討論する藤川県議】
15日に閉会となった9月県議会。最終日に藤川県議が9月補正予算と県の建設事業に追加の市町村負担を求める議案の2議案に反対し討論しました。
補正予算には、学校耐震化やあぶくま養護学校の増築、新型インフル対策など県民から待たれていた予算が計上されていますが、その一方で、県の大型事業のトラハイと小名浜人工島建設には9億円もの補正予算も計上されました。
藤川議員は、人工島建設構想について歴史的変遷を明らかにすると共に、取り扱い貨物量からみても必要性も緊急性もないことを強調し、優先すべきは高校生の就職支援ではないかと指摘しました。
【意見書7件に全員起立し「採択」に】
このあと議案や請願・意見書の採決が行なわれました。意見書7件が全会一致で採択されましたが、この中に共産党のみの紹介で新婦人から提出された「細菌性髄膜炎Hib(ヒブ)ワクチンの定期接種化を求める意見書1件が含まれています。
今回、自民党平出政調会長が共産党のみの意見書であっても内容からみて採択とすべきと党内を説得し、また民主党がいる県民連合にも働きかけて採択となったものです。これはめずらしいことです。政権交代がもたらした県議会の変化の1つでしょう。