駅前で第4回目の郡山派遣村 佐藤昌子さんのパナソニック裁判1周年集会
【相談を受ける岩渕友さん(中央)、岩崎市議と】
15日の日曜日、少し肌寒く風も強いこの日、おにぎりや温かいお茶、古着などを用意し、郡山駅前で実行委員会主催の第4回派遣村を開催。この日もホームレスの生活相談や、法律相談に17人の相談をう受付ました。共産党市議団や弁護士、地方労連の役員などが相談にのり、医療生協のボランティアによる健康チェックもありました。
私が相談を受けた人は、岩手出身の30代の男性でした。仙台でホームレスになっていたら、ご飯と生活保護を受けてやるからといわれ、ついて行ったら銀行口座を5つもつくれといわれたのでどうもあやしいと感じ、抜け出して郡山まで来たそうです。
所持金はわずか90円とか。足元が寒いというので、ホッカイロと靴下を渡しました。今晩は野宿で我慢してもらい、月曜日に市議団を通して生活保護を受けることにしました。
【講演する宇都宮健児弁護士】
午後からは、パナソニックから派遣切りされた佐藤昌子さんの裁判1周年集会があり、応援に駆けつけました。東京の年越し派遣村の名誉村長をされた宇都宮健児弁護士が、「人間らしい労働と生活を求めて」と題して講演。とてもやさしい語り口で人柄がにじみでるお話でした。
【原告の佐藤昌子さん】
パナソニックの違法な派遣切りを撤回させ、昌子さんの1日も早い職場復帰を勝ち取りたいですね。この裁判に勝利することで、彼女のような登録型専門26業務の見直しを含め、「労働者派遣法」の抜本改正につなげたいと思います。