プルサーマルは県民の意見に耳を傾け、慎重な対応をと 3団体が初共同し県へ申し入れ
【申し入れする3団体の代表と応対する内堀副知事】
10日、県内の原発に関する3つの住民団体が、プルサーマルに関して県民の意見を聞く場を設けることや慎重な対応を求め、県へ共同で申し入れを行ないました。3団体が共同して行なうのは初めてです。
申し入れたのは、プルサーマルに反対する双葉住民会議(関代表)原発の安全性を求める福島県連絡会(早川代表)、脱原発福島ネットワーク(佐藤代表)です。社民党の古川県議と私たち3人の県議団も同席し、内堀副知事が応対しました。
この日は赤ちゃん連れを含め約40人がつめかけました。申し入れは、代表者ら数人で行なったので、終了後に、内堀副知事が別室で待っていたみなさんへ挨拶してくれました。
また、この日の午後、申し入れに合わせたように県のエネ検が開かれました。佐藤知事も出席し、2/1に検討課題を指示していた点など県の幹部から意見を出し合い、知事は「プルサーマルの前提となる課題はこれからも検討していく。熟慮していく」とまとめました。
前回のエネ検では、プルサーマルはやむなしと言う空気が強かったのに比べ、この間県に寄せられた県民の意見を初めて資料として配布するなど、県民の中止を求める世論は無視できないことを伺わせるものでした。しかし予断は許せません。
16日の開会で、知事がどういう所信を述べるか注目です。