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2007年08月25日

盛大にお祝い                             帝京安積高校教師銃撃事件の勝利和解

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 98年の2/6夕刻、組合活動家の菊田先生が自転車で帰宅途中銃撃され、瀕死の重傷を負いました。現場は、自宅に近い道路上だったため、出血している腹部を押さえながら自転車を引いて自宅玄関に倒れこみ、そのまま意識不明に。幸い一命はとりとめました。

 帝京学園の組合敵視政策により、元暴力団組長を使って銃撃したのです。組合つぶしをねらったおよそ教育現場では考えられない前代未聞のテロ事件でした。支援する会は、事件から9年4ヶ月間、裁判に訴える一方で多面的なたたかいを繰り広げてきました。

 今年6/6、ついに和解を勝ち取りました。裁判所との和解協議で「学園は不当労働行為に基づいて引き起こしたことを謝罪する」「再発防止に努め、不当労働行為をしないことを確約する」という画期的な和解でした。

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25日開かれた勝利祝賀集会には、県内外から支援者ら約100人が集い、私も共産党を代表し祝辞を述べました。

参加者は、組合員のみなさんの晴れやかな面持ちをみて感動いっぱいでした。

高橋ちづ子衆院議員と福島原発を視察

kap070828-genpatu-shisatu.jpg          【福島第一原発5号機建屋内:原子炉の真上に立って】

 23日は、7/16に発生した刈羽原発の震災を受けて、高橋ちづ子衆院議員とともに、県議団、長谷部前県議、石田大熊町議、いわき市議団ら総勢17人で福島第一原発を視察。

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 これに先立ち、立地町の大熊町と双葉町を訪問。どちらも町長不在のため、副町長と懇談しました。

 立地町は、震災後すぐに県と一緒に国へ要請活動していますが、懇談の中でも、改めて自衛消防体制の強化と新耐震基準の見直し、情報公開、避難道路の確保などを要望されました。「住民の皮膚感覚を大切に町の対応を」と言ったら、町長に伝えるとメモを取っていました。

 第一原発では、東電側の説明を受けたのち、バスで構内を移動。駐車場で29日に配備されたばかりの化学消防車を見学。さらに、5号機の建屋内に入って、刈羽原発ではどの部分が震災の被害を受けたかなどを聞きました。

 屋外では、変圧器と消火栓の場所や冷却水の海水取水口などを確認。最後に、登録センターで東電と質疑や意見交換を行ないましたが、「謝罪」を繰り返す一方で、どうも実際の対応では深刻に受け止めていないと感じた視察でした。

 

kap070823-shiyoubou.jpg      【南横浜火力で使用してした1989年式の化学消防車を配備】

  自衛消防体制の対策もまだまだ甘く、南横浜火力発電所で使っていた1989年式の中古化学消防車を一台を配備しただけ。もう一台の水防消防車の配備はこれからであり、要員も一台に最低5人必要なので増員する予定だといいながら、よく聞けば警備員に兼務させるというものです。

 双葉活断層についても再調査することになりましたが、起振車を使って周辺地下調査をする以外はほとんど同じ方法での調査です。土木学者は、断層を見せるトレンチ調査でなければ活断層はわからないと指摘しているのに、今度もボーリング調査でと答えています。単なる東電のアリバイづくりのためとしか思えません。

 また、地震による津波で、冷却水用の海水を取水口から取水できなくなる問題についても、これまで私たちが何度も指摘しているのに全く無視し、何の対策も取ろうとしません。

 私たち視察者や労働者には、テロ対策を理由に、手形を取ったり身分証明書の提示を求め、ゲートくぐらせるなど厳しいチェック体制を強いています。ところが、刈羽原発の震災時、現場に何人いたのかさえ把握されていないとは理解に苦しみます。

 

2007年08月24日

県議団で小名浜港を視察


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【5、6号埠頭で県から説明を受ける】
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【船上から視察】

 22~23日とかけて3人県議団として初めての視察を行ないました。22日は、小名浜港を視察。県港湾建設事務所にて説明を受けたのち、船に乗船し海上からも調査しました。

 小名浜港には、1号埠頭の観光物産館「いわきららミュー」や2号埠頭の「アクアマリンふくしま」、石炭や鋼材の貨物船、木材などのコンテナ船を扱う大剣埠頭まで9つの埠頭があります。

 私たちが問題にしているのは、1~2号埠頭の前の海を埋め立てるポートアイランド「東港」計画です。海上からの視察で、締め切り工事(ケーソン埋め立て)がだいぶ進んでいることがわかりました。とはいえ、5分の1に縮小したとはいっても50haに730億円もかけるのです。

 今回、県の説明では、「石炭船の沖待ち問題と船の大型化」を理由にあげましたが、これは最近つけた理由のようです。国に要望した当初は、「広域資源活用護岸」だったのですから。 

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【港湾労働者との懇談】
 
  しかし午後に、港湾労働者と意見交換したり、港内現場をみせてもらったりして、県の言い分はほとんどくつがえされたように思います。

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 【簡易照明しかない5~6号埠頭石炭野積み場】

 例えば、荷役機械をもっと使いやすいものにかえれば、荷揚げのピッチが格段にアップすること。また、石炭の野積み場所がないと県は言うのですが、照明を設置したり(簡易の手動式のものしかありません)作業道路を一本整備すれば、労働者の安全を確保しつつ既存の港でも充分可能です。

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  【ほとんど使用されない県の多目的クレーン】


 もっと変だったのは、8億円で県が設置した荷役機械です。現場の労働者の意見を無視して多目的クレーンを設置しましたが、結局使い物にならず放置されたまま。それなのにメンテナンスに毎年1億円以上もかかっています。

 さらに、別の埠頭には、これも役に立たずに放置されたままのクレーンがもう一台。 やはり、「東港」建設をやめて既存の小名浜港を整備することが先決です。

2007年08月18日

小野町で小松祝正さんの絵画展

 

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   【左)舘岩村の朝の雪景色、右)大越の昔の自宅周辺を描いた100号の作品】

今月11日~19日まで開かれている大越在住の画家小松祝正(のりまさ)さんの絵画展の案内をいただき、きのうの夕方行ってきました。

 小野町ふるさと文化の館・美術館で開催中です。場所は、JR小野新町駅とリカちゃんキャッスルの近くです。明日夕方までですので、ぜひおでかけ下さい。

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   【中国黄山を描いた作品】        今回のテーマは、民家の風景やふるさとの山河、そして中国の黄山(こうざん)や桂林です。1号から100号までの約70点が展示されています。

 小松さんは、小野町夏井の生まれで小学5年生までここで育ったそうで、ふるさと小野町での開催となりました。 

 13回個展を続けている中で、夏の開催は初めてとか。それなのに猛暑の今年、会場の冷房装置が故障してしまい、扇風機ではとても間に合わないくらいものすごい暑さだったようです。

 きのうは、久しぶりの雨で気温もぐっと下がりしのぎやすい一日でしたが、まさに「恵みの雨です」と言っていました。

2007年08月17日

記録的な猛暑が続いたお盆に「東北めぐりの旅」

 12日~15日までのお盆休みは、息子の嫁さんの父親が今年6月に他界したため、夫と青森へ墓参りに行き、帰りは初めて東北の旅をしてきました。全国的にもそうでしたが、東北も連日35度を超える記録的な猛暑でした。

 出かける前日、議会事務局から連絡が入り、原発問題と道路特定財源の堅持を知事が国へ要望することになり、議会の対応をどうするかということになったらしく、県議団としては道路特定税源については一般財源化すべきという立場なので、議長あてに反対の意見をつけて夜のうちにFAX。

 ところで、車で東北自動車道を青森へ行くのは2人とも初めて。嫁さんの実家に一晩泊まり、13日は墓参りを済ませてから「ねぶたの里」まで案内してもらい、ここからが私たちの気ままな東北めぐりの旅の始まり・・・。

 

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 帰省のUターンラッシュをさけるため一般道で十和田湖へ。途中、奥おいらせ渓流沿いは、盆休みを利用した家族連れの観光客などで混雑していましたが、嫁さんお勧めの名所「銚子大滝」も見物。この日は東北道花巻ICで降りました。

 花巻温泉の奥にある台温泉に宿が見つかり、ねぶたの里でかいたびっしょりの汗をさっぱり流せてほっとしました。

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 翌日、念願の「宮沢賢治記念館」へ。森の中一帯には、他に宮沢賢治イ-ハトーブ館(研究者)や童話村などもありますが、この記念館だけでも充分時間がほしいくらいで、あとの2つは次の機会へ。

 NHK朝ドラ「どんど晴れ」にあやかって、遠野の民話の里へ足を延ばし、そのまま太平洋側の釜石へ。岩手の海岸線を南下するコースに決め、本吉町の「道の駅」で車中泊。

 この道の駅は、たまたま決めた場所でしたが、JR線の本物の駅でもあり、また日本で一番海水浴場に近いのをウリにしています。夕方、海水浴客や海を眺めてのんびり。

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 さて15日は、ここも初めての三陸海岸線沿いを一般道で南下。リアス式海岸の絶景には、運転している夫も感嘆の声。女川原発もあったので、ここのPRセンターを見学。

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 3時近くに、この日の目的地松島に着き、遊覧船へ乗り島巡り。観光客で混雑していて遠い駐車場から肌を刺すような暑い中を歩き、遊覧船の中も熱風で汗がタラタラ。瑞巌寺の境内に入ってようやく涼を感じました。ずっと一般道で相馬まで南下し、我が家に着いたのは夜の10時。往復1200キロの旅でした。

2007年08月11日

おごそかに磐梯熱海温泉の「萩姫まつり」


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 9日、夜7時半から開かれた磐梯熱海温泉の「萩姫まつり」に初めて参加しました。毎年招待を受けていましたが、いつもこの時期は何かと用事が重なり出席できずにいました。

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 今年選ばれた「ミス萩姫」の3人が紹介され、この萩姫らによる舞いのあとおごそかに「献湯祭」がとり行なわれました。各旅館は1人ずつ萩姫から桶に湯をわけてもらい、儀式は終了。

 会場参加者は、県外からの宿泊客が大半で、浴衣姿が目立ちました。最後に、熱海出身の花柳寿美雄先生の創作舞踊「きよしのソーラン節」が、華を添えていました。

2007年08月06日

議長へ「エネルギー政策議員協議会」開催の申し入れ

 6日、県議会の遠藤忠一議長へ、団として「エネルギー政策議員協議会」を直ちに開催するよう申し入れました。この日、ちょうど自民党県連も東電と懇談していたこともあり、グッドタイミングでした。

 今度の中越沖地震によって、刈羽原発がトラブル続出という事態になり、同じ東電の原発をかかえる福島県の県議会としても、この震災被害の対応について東や国をただす必要があります。

 実は、昨年12月東電による温排水のデータ改ざんや臨海事故隠しが発覚。それなのに今年6月の双葉町議会では、プルサーマルの凍結解除の決議をあげるなどの動きも出ていました。

 県議会の「エネ協」は昨年6月に開かれたきり、この間一度も開かれていません。そのことも指摘し遠藤議長へ申し入れたところ、議長も「実は、改選後の6月にも考えなかったわけでなかった。今回は地震があったので、申し入れを受けて検討していきたい」と答えました。

 
 

2007年08月05日

長崎の原水爆禁止世界大会壮行会                 ルワンダ出身のマリールイズさんの講演

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【母国ルワンダを紹介しながら内戦の体験を話すマリールイズさん】

 4日、今年長崎で開かれる原水爆禁止世界大会へ代表団を送るための壮行会「プレ世界大会in郡山」が総合福祉センターで開かれました。

 今年は、安倍内閣が改憲推進の中で、長崎出身の久間前防衛大臣が「原爆投下はしょうがない」発言で辞任に追い込まれましたが、悪魔の兵器である原爆の投下はどんな理由があっても許されません。

 ところで、「プレ世界大会in郡山」は、郡山原水協が毎年開いていますが、今年はこれに先立ち、福島市在住でルワンダ出身のカンベンガ・マリールイズさんから、94年のルワンダ内戦の体験をお聞きしました。

 以前に彼女のお話を聞き、一度は郡山の仲間にみなさんにも聞いてほしかったので企画しました。参加者はどれくらいかなと心配しましたが、約80人が参加。

 「ルワンダの教育を考える会」の応援で、おいしいルワンダのコーヒーと手づくりケーキも頂きました。

 戦争になれば日常がこわされ、恐怖におののく毎日になる。彼女の体験がそれを教えてくれます。

2007年08月04日

各地で夏まつり

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【8/4中田商工納涼まつり】

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【7/28緑ヶ丘町内夏まつり】

 28日は、緑ヶ丘町内の夏まつり、8/4は中田商工納涼まつりに招待を受け、挨拶もさせていただきました。ようやく、夏らしい暑い毎日が続き、みなさん冷たいビールがおいしそうでした(いずれも車の運転のため、飲めずに残念!)。