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2009年08月04日

日本環境学会誌に、三穂田町産廃のたたかいの記録「いのち育む里山は萌え」が書評で紹介                                

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昨年刊行された三穂田町の産廃処分場建設反対運動の記録~吉川一男著「いのち育む里山は萌え」(八朔社)2008年、2000円+税~書評が、今年6月発行の日本環境学会誌「人間と環境」の35巻2号、2009に掲載されました。

 日本環境学会誌「人間と環境」は年3回発行されています。本書の書評を執筆したのは新潟大学の神戸(かんべ)秀彦氏です。神戸氏は、1章~4章までの各章の内容を要約して紹介したあと、以下のような感想をよせています。

 「大要は以上であるが、一気に通読できる。多数の関わる住民運動であり、住民・行政・専門家等の登場人物は多数にのぼるが、丹念に整理されている。

 これら登場人物の立場・役割・関係等が実によくわかり、何といってもストーリー展開にメリハリがある。そして、吉川氏含め1人1人の登場人物にドラマがある。

 実際に運動の中にいた吉川氏の冷静な観察力・分析力・記憶力と、事実を組み立て表現する構成力・文章力によるところが大きい」と高く評価しています。

 一方、このような事件の記録については、「産廃処分場反対運動は、従来、紆余曲折の道をたどり、長引く。その記録は容易でない。実際、従来、このような事件の本格的出版物による記録は、ほぼ皆無であったのではないか」と指摘し、

 「本書は誠に貴重であると同時に、同様の事件に遭遇している住民にとって非常に参考になろう」と最後をしめくくっています。

 私もまったく同感です。本書が環境学会の専門家の目にとまったほど、産廃処分場建設を断念させ、里山の貴重な自然環境を守ったことの意義は大きいということでしょう。まだ読んでいない方は、ぜひこの機会にご一読をお勧めします。

2008年11月12日

「いのち育む~里山は萌え」                                   三穂田町の産廃処分場を阻止した住民のたたかいの記録

 郡山市三穂田町に建設しようとした産廃処分場をめぐる住民のたたかいの要になって事務局長を務めた吉川一男さんが、笑いと涙と感動の記録を物語風にまとめた本が、今年10/25に八朔社から出版されました。

 産廃処分場の建設を阻止させたケースは、全国でもマレだそうで、全国ゴミ弁連副会長の広田次男弁護士が推薦文を寄せていますが、全国の住民運動を大きく励ます内容です。ぜひ、書店などでお求め頂きたいと思います。

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 郡山市三穂田町は、安積平野の西南部にあります。安積平野は、米どころ郡山市(全国の市でトップ)の中心をなす広大な水田地帯で、その水源地にあたる西山の山林に、突然ゴミ最処分場を建設する計画を吉川さんが知ったのは、2004年2月でした。

 郡山の奥座敷とよばれるこの山里は、この会が調査した結果、猛禽類のノスリや絶滅が危惧されるモリアオガエルが生息する自然の宝庫であることがわかりました。これが地元のマスコミを通じて報道されると、市民や県民の関心が高まりました。05年の春、私が現地を案内してもらっている最中に頭上高いところでピィーと鳥の鳴き声。それがノスリでした。

 しかし、運動が始まるといわゆる「アカ攻撃」があり、吉川さんらは一旦運動の役員からはずされます。その後、紆余曲折を経て、「里山の環境を守ろう」の一点で住民が団結していく様は、まるでドラマをみているようですが、すべて実際に繰り広げられた出来事です。
 
 処分場予定地のすぐ脇には20戸ほどの分譲住宅があり、その住民が飲み水に使っている井戸まで30メートルという近さ。そこが汚染されることになるとわかり、建設指し止めの裁判に打ってでたのが2006年6月。

 大変な決意とたたかいを広げ、半年後の2006年12月19日、ついに、第2回公判で当該業者が永久にこの場所に産廃処分場を建設しないとの「全面勝利」和解判決を勝ち取りました。私も裁判所にかけつけ、会のみなさんと一緒涙を流したこと、生涯忘れません。
 

2008年09月07日

「族譜」公演を前にジェームス三木さんの講演会

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戦前の日本政府は、朝鮮を支配下に置き、併合して日本の領土にし、朝鮮人を日本人にするため「創氏改名」政策をすすめていました。

 ジェームス三木さん脚本・演出の「族譜」は、来たる10月10日(金)18:45開演で須賀川文化センターにおいて青年劇場が上演します。原作は、梶山季之さんの小説で、1940(S15)年の朝鮮水原(スウォン)が舞台です。

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 「族譜(ぞくふ)」とは、家系図のようなものですが、朝鮮・韓国では単なる家系図ではなく、一族の当主がそれぞれの時代の出来事を書き残して子々孫々に伝えるもの。舞台では、親日派だったある地主が族譜を預かる当主として「創氏改名」を断るのですが・・・・。

 6日に郡山で講演されたジェームス三木さんは、時にユーモアたっぷりに笑いを誘いながら、ドラマのつくり方から始まり政治や国家のあり方、戦争や平和のことなど縦横に語りました。

 みなさん、どうぞ族譜公演へお出かけください。私もチケットを預かっていますが、お問い合わせは024-941-6301「族譜」をみる会事務局まで。

2008年08月30日

9/13と14は海老根和紙の「秋蛍」へお出かけ下さい

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柳橋歌舞伎の上演の前日と当日の2日間は、中田町海老根で「秋蛍」もお楽しみ下さい。9/13と14日のどちらも夕方6時~9時までです。(当日雨天の場合は15日へ)。

 海老根和紙保存会が、毎年ここで漉いた和紙で地元の小学生と中学生も参加し、和紙で灯篭をつくり田んぼのあぜに並べます。一般公募もあるようです。

 夕闇の中で、柔らかなろうそくの灯がまるで蛍のようにみえて幻想的です。秋蛍を見てから柳橋歌舞伎を観劇する観光ツアーも組まれているようです。みなさんもぜひお出かけ下さい。
  

2008年07月22日

正社員になりたい! ユニオンあったら入りたい!                       青年雇用フェスタへおでかけ下さい

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 非正規雇用で正社員になれない、名ばかり店長、過労死、自殺、サービス残業etc・・・。職場や仕事で悩んでいる青年のみなさん、今の政治に怒っているみなさん!

 今度の日曜日、27日の午前11時~午後4時は、ぜひ、福島市の「街なか広場」へお出かけ下さい。

 労働組合の専門家や元ハローワーク職員が丁寧に相談に応じます。首都圏ユニオンの河添さんや共産党国会議員の大門みきし参院議員も駆けつけます。私も6月県議会で「官製ワーキングプア」や県の誘致企業の正社員採用を求め質問したばかり。当日一緒にお待ちしています。

 ラジオ番組のオンエアー風に、マイクでトークコーナーもあります。この際、日頃の怒り、思いを話してみませんか。きっと、同じ思いの人はたくさんいるはず。 参加は自由にできます。ぜひ、お待ちしています。

2008年01月19日

町長さんちのおいしい「あんぽ柿」


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 今年もご年始の贈答用に、町長さんちの「あんぽ柿」を使わせて頂きました。伊達郡国見町の佐藤力(つとむ)町長は、4年前に県内で初めて共産党員の首長として当選しました。今年、改選を迎えます。

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 ベテランの農協職員だった佐藤町長さんは研究熱心。遠赤外線を当てて仕上げるので透き通るような赤い色です。1つずつセロハンに包まれ、まるで和菓子のよう。中身はぜりー状でまろやか。これを食べると肌がすべすべしてくるから不思議です。どうぞ、一度ご賞味を。

 福島県の伊達地方(県北)は、くだものの産地。桃、りんご、ラ・フランス、そして冬場のあんぽ柿。いずれも味の良さは定評があり、天皇家への献上ももは有名で、今年からあんぽ柿も献上されることになったようです。

 お問い合わせは、TEL 024-529-2933、FAX 024-529-2932(佐藤力宅)へ。

2007年09月12日

中田町の「秋蛍」と「柳橋歌舞伎」へおでかけ下さい

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 今週末の中田町イベントのお知らせです。それぞれの保存会のみなさんが、伝統の手漉き和紙と約300年前の江戸時代中期から続く農村歌舞伎です。まだ、ご覧いただいていない方、今年こそぜひおでかけ下さい。

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 どちらも夜で、しかも野外ですので、厚めの上着を用意され寒くない格好で。歌舞伎は、ござが用意されていますが、座布団やひざ掛けを用意されるとあたたかいです。

 ◆海老根和紙の「秋蛍」は、15~16日の土日、夜6時~9時(雨天の場合は1日順延)まで。場所は、海老根和紙工房周辺の屋外(中田町海老根字北向)。
 
 ◆柳橋歌舞伎は、16日(日)午後4時~9時ごろまで。場所は、柳橋歌舞伎伝承館=黒石荘(中田町柳橋字町向51)。

 なお、お問い合わせは、郡山市観光協会中田支部(中田公民館:TEL024-973-2211)へ。

2007年06月19日

「共産党演説会」へお越し下さい。

 今週土曜日、23日午後2時より、県文化センターで「共産党演説会」を開きます。入場無料でどなたでも参加できます。

 弁士は、衆議院議員の穀田恵・国対委員長と紙智子参院議員、宮本しづえ県国政対策委員長です。ぜひ、お気軽にお誘い合わせておでかけ下さい。

2007年02月18日

「神山事務所」へお気軽に

 2/3に開設した私の事務所は、東部幹線沿いの昭和町にあります。元のふわふわカレー屋さんです。
 いつでもお気軽にお立ち寄り下さい。
 
 また、ご意見、ご要望などありましたら下記の連絡先へお願いします。

    住所:〒963-8822 郡山市昭和2丁目2の15 
     TEL:024-943-1117 or 024-942-1127
     FAX:024-956-1302

2006年12月18日

「こども署名」にご協力下さい

 私たち県議団は、子育ての経済的負担軽減のために、こどもの医療費を中学卒業まで無料に拡大することをめざし、県知事あての署名運動に取り組んでいます。

 署名用紙をダウンロードしてお使いくだされば幸いです。ぜひ、たくさんのご協力をお願い致します。
 来年1月25日、全県から集めた署名を県へ提出する予定です。

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子供署名 pdf

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2006年12月03日

「郡山9条の会」が12/9に結成のつどい

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わが家の掲示板でもお知らせしています

 郡山市内ではすでにご紹介したように医療生協9条の会、増子家9条の会、大槻9条の会など活動を始めていますが、市全体の9条の会は長い準備期間を経て、ようやく今週12月9日に結成されます。

 結成総会は、12/9(土)午後1時30分開会、会場は市労働福祉会館3F。入場は無料です。
 太田緑子さんが「わたしたちの未来に向かって」と題して記念講演します。

 よびかけ人は、県9条の会の太田緑子さん、元市長の青木久さん、前市助役の小針貞吉さんをはじめ元市議会議長、医師、教員、牧師、文化人など郡山を代表する26人の方がたです。

 どなたでも自由に参加できます。みんなで参加しましょう。

 

2006年10月21日

県知事候補に小川英雄県労連議長

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 15日に記者会見し、正式に県知事選に立候補を表明した県労連議長の小川英雄さん(57歳)。前回の04年の知事選も前佐藤知事と一揆うちで闘い、12万票を獲得しています。

 小川さんは、みんなで新しい県政をつくる会の副会長でもあります。つくる会は、各民主団体と政党では日本共産党が入っています。小川さんは、共産党推薦の無所属候補です。

 談合汚職問題で辞職した佐藤知事の辞任にともなう知事選なので、談合再発防止とムダな大型開発をやめて、県民の暮らし、医療・福祉・教育優先の県政へ刷新するため、私も頑張ります。

 自民党は、森雅子弁護士(42歳)、民主党は、同じく森氏を推薦しようとしましたが、混迷の末、佐藤雄平参院議員(58歳)を擁立することを決め、2人とも19日の同日、県庁で記者会見し正式に発表しました。

 しかし、どちらも建設業界と深いつながりを持っている政党ですし、森氏などは裏金をもらった黒い手で押し上げられている可能性大だと思うのですが。

2006年09月13日

中田町の柳橋歌舞伎と海老根手漉和紙                    2つの伝統イベントがもうすぐです

 今度の土~日は、私の地元中田町で伝統の2つのイベントが行なわれます。どちらもしばらく途切れていたものを、地元の有志の方々で保存会を結成し復活させたものです。毎年県内外から多数こられますが、まだの方は今年こそおでかけ下さい。

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「秋蛍」こんな灯りが、田んぼのあぜ道に今年は384個も並ぶそうです。(昨年、私が撮ったスナップ)

 16~17日は、中田町海老根町内で夕方6時~夜9時まで、海老根の手漉和紙を使った手づくりの灯が田んぼのあぜ道を飾ります。幻想的な雰囲気を醸し出す「海老根長月宵あかり~秋蛍」へどうぞおでかけ下さい。

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演目を終えて舞台に勢ぞろいした役者とスタッフのみなさん。 (昨年、私が撮ったスナップ)


 もう一つは、柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)で、17日(日)夕方4時30分~夜9時頃まで、伝統の柳橋歌舞伎が上演されます。

 今年の演目は、1、寿三番そう、2、仮名手本忠臣蔵 五段目、3、白浪五人男、4、菅原伝授手習鑑(寺小屋の場)の4つです。

 どちらも夕方から夜に行なわれます。寒いですから、どうぞ暖かい格好と敷物など持ってお出かけ下さい。なお、詳しいお問い合わせは、郡山市観光協会中田支部(℡024-973-2211)へお願いします。

2006年08月25日

一人芝居「エリカ」福島上演のお知らせ

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チラシの右横下の顔写真は、声楽家 重藤啓子さん

 来る9/2(土) 13:30開場 福島市公会堂にて(一般前売2,000円)
  
 「エリカ」は、第二次大戦のドイツ、ユダヤ人強制収容所へ移送される貨車から、母親が「生きて!」と生後3ヶ月のエリカを窓から外へ放り投げた・・・。生きのびたエリカの実話を元にした物語。

 女優の新井晴みさんによる一人芝居です。劇中の挿入歌「カダッシュ」(ユダヤ人が死者を弔う時に歌う歌)を、重藤啓子さんがヘブライ語で歌います。なお、重藤さんは私の高校の後輩です。

 「いのちの電話」郡山支部設立のよびかけ人、県9条の会のよびかけ人でもある太田緑子さんが推薦しています。どうぞお出かけ下さい。チケットなどのお問い合わせは 024-522-5334(福島生協)。

2006年08月24日

「來往会活動報告書&資料集2005」に掲載されました

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 「2005年度來往会の活動報告書」に、私のメッセージと05年12月県議会で中国帰国者への支援に関して質問したものを掲載していただいたものです。
 
 このときの質問で、翌月(06年1月)から県は医療・介護通訳者を1名を委嘱。今年4月からこの事業が本格的にスタートし、13人派遣。当初予算で23万4,000円が計上されましたが、全額厚労省からの国庫委託金でまかなわれます。
 
 13人の内訳は、福島3人、郡山3人、須賀川市2人、三春町2人、会津若松市1人、いわき市1人、相馬市1人です。

2006年06月21日

「県9条の会」発足一周年記念講演会のお知らせ

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 今週末の26日、福島市の県文化センターで、県9条の会画講演会を開きます。発足一周年で全国9条の会の呼びかけ人の澤地久枝さんが講演します。

 また、郡山市の太田緑子さんがパネラーで登壇する予定になっています。
  
 今国会では、教育基本法と憲法改悪の手続き法案が上程されそうになりましたが、引き続き反対の声をあげ、二度と戦争する国にさせたくないと考える方、どうぞお誘いあわせの上多数のご参加を。

2006年06月15日

外反母趾、巻き爪など足の悩み解決法

  みなさんは、足指のトラブルはありませんか。実は、私の右足が外反母趾で、ハイヒールはどうしても必要な場面に限るようになってしまいました。何しろ長時間に及ぶと痛く、これが本当につらいのです。

 実は、郡山市内にドイツ式足のケアをしてくれる方がいて、最近足指にできたタコもとって頂いています。私の夫も巻き爪になり、一緒に治療を受けました。どちらもほとんど痛みを感じないで30分程度で終わりました。


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2006年06月01日

6/5の「コスタリカ共和国訪問記」を聴く会へどうぞ

 郡山革新懇(平和・民主・革新をめざす郡山の会)の主催で、来週6/5(月)夜6:30より、郡山市労働福祉会館に於いて「コスタリカ共和国訪問記」を聴く会が開かれます。

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 報告するのは、私のニュースのインタビューで4月号と5月号に登場していただいた、宗形初枝さんと斉藤鈴子さんのお二人です。宗形さんは助産師、斉藤さんはもりの案内人をされています。

 

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2006年05月11日

お知らせ:ダイJob?青年「職」生活シンポジウム

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2006年05月06日

お知らせ:前進座創立七十五周年記念公演「佐倉義民伝」

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○日時  6月11日(日) 午後2時30分開演
○場所  郡山市民文化センター中ホール
○料金  大人5,000円 学生3,000円
○主催  前進座郡山公演を観る会

2006年05月04日

憲法大好きコンサート&トークライブ

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○日時 : 5月7日(日) 13:30~15:30
○会場 : 郡山市民文化センター中ホール