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2008年09月30日

須賀川市で第51回目の県母親大会

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28日の県母親大会に参加しました。午前中は、さまざまなテーマの分科会が開かれ、私は「子どもが楽しい学校づくり」の分科会に出ました。

 学校災害や事故への取り組みが話題になりました。私も県議会で取り上げたAEDですが、せっかく県内の小中学校に配備されるようになったのはよいのですが、学校によっては、職員室に置いてあるため、子どもたちにもどこにあるのかわからないようになっているとか。

 AEDは、緊急のときに使用するものですから、玄関などの誰にも目につく場所に置くべきではないでしょうか。いざとなれば、学校だけでなく地域の方も使用する場合も想定してこそ、生きた使い方だと思うのですが。

 午後の全体会では県議団を代表し挨拶。JAが、今回の輸入汚染米の問題を受けて、ミニマムアクセス米の中止を求める署名運動を始めていることも紹介しながら、食の安全問題などを中心に連帯の挨拶をしました。

 午後は、学校の保健室からみた子どもたちの発達のゆがみについての講演でしたが、子どもだけでなく、大人の健康面からみても大変参考になりました。

2008年09月20日

太田農水大臣が辞任。当然ですが・・・

 19日、太田農水大臣が、汚染米問題の責任をとって辞任しました。当然のことです。しかし、MA米の汚染米を知っていながら流通させた農水省自身の責任、問題発生の徹底解明、被害を受けた中小業者や販売店などへの救済措置をとるべきです。辞任したあとは一切知らん顔、では済まされません。

 「消費者がやかましい」とか「人体に影響ないからじたばたしない」との発言で大臣の資格はないと思っていましたが、こういう大臣を任命したのは福田首相でした。この方もすでに辞任表明しています。

 もう1つ忘れてならないのは、太田農水大臣秘書の事務所費問題。これはどうなったのでしょうか。

 それにしても、農林水産省そのものの体質が問われます。安部内閣時の松岡大臣は、何とか還元水で自殺に追い込まれ、バンソウコウの赤木大臣、出身農業共済をめぐる汚職問題の遠藤大臣、若林大臣も献金疑惑、そして太田大臣も。自民党農政の腐敗、癒着構造の根深かさは相当なものです。

 その一方で、農家には小泉改革で「米改革」を実行し、主食の米まで市場まかせにし米の値段を暴落させ、MA米を77万トンも輸入しておいて国内農家に減反を押しつけています。

 今回、中国餃子事件の5倍ものメタミドホスが検出された汚染米が、高齢者や子どもたちも食べさられていたことにぞっとしましたが、食の安全を軽視し、規制緩和で国の責任をはずし、米の流通・販売に誰もが参入できるしくみをつくったのは自公政権です。

 国民の側から厳しい審判を下すために、この秋にも行われる総選挙で共産党へぜひたくさんのお力をお貸しください。

 各団体から「要望をお聴きする会」

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18~19日に県庁内で各会派が、各種団体からの来年度予算要望等を伺う「要望聴取会」(私たちは要望をお聴きする会)を開きました。

 私たち共産党県議団には、障がい者団体、腎臓病など難病団体、医療関係者、消費者団体、JAや農業会議などの農業・漁業・林業団体、教員組合、年金者組合など、20を超える団体から要望がありました。
 
 政府も県も税金の使い方が問われています。共通していたのは、原油高騰による影響と、医療費を減らすためには「予防」に力を入れることでした。「予防すれば医療費が安く済む」として、それぞれの団体が具体的な提案をしているのですが、感心するしきりでした。

 自民党総裁選では、にわかに国民の生活を守るなどと言いはじめ、舛添厚労大臣は後期高齢者医療制度をいったん廃止するとまで口にしています。選挙目当てでなく、本気で廃止してほしいと思います。

2008年09月15日

秋蛍/柳橋歌舞伎/敬老会

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 13~15日の連休は、地元中田町で行われた3つのイベントに参加しました。

 13日の海老根和紙の「秋蛍」は、開催少し前の雨にイタズラされ、一旦回収すなどで大わらわ。でも、すぐに天気が回復し何とか無事にオープニングでき一同ホッとしました。第6回目の今年は「平和」をテーマにしたそうです。来賓挨拶もさせていただきました。

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【今年のメイン「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場】
 
 14日の柳橋歌舞伎には、事前に私のニュースでお知らせしたこともあり、市内から顔見知りの方がたくさんきていただきありがとうございました。

 今年は、娘たち夫婦や私の父とでかけましたが、そこへ妹夫婦も合流。持参したおにぎりをみんな食べたりして家族で観劇しました。

 今年の演目は御舘中の生徒が、義経千本桜と白浪五人男と2つも演じましたが、このうちの「白浪五人男」は、10月に本県で開かれる全国生涯フェスティバルのオープニングで演じるそうです。

 「その予行演習も兼ねたので、いつもの年より中学生の出番が多かった」とは、会場でお会いした保存会長さんのお話でした。

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2008年09月12日

修学・就職キャラバンで県交渉

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10日、東北各県の教組共闘組織でつくる修学・就職の改善を求めるキャラバン隊が本県の関係者とともに県交渉を行い、私も同席しました。

 県側からは、商工労働部の雇用担当課と教育庁担当課から出席。景気・就職状況について意見交換したり、高校授業料減免、奨学金拡充などを求めました。

 労働者の権利ハンドブックを作成し高校生に知ってもらう各県の取り組みはここ数年で進んでいます。ある県では、県労連と相談して書き込んだというところも。

 本県は予算が少ないことや、労働法制改正のスピードが早いため、今は作成を中止しています。「まずは、北海道のようにホームページにアップし更新することから始めていきたい」との前向きな答弁がありました。

2008年09月10日

党を語るつどい

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地元で開いた「党を語るつどい」では、「なぜ共産党はみんな避けるのですか」、「どんなことをめざそうとしているのですか」、「共産党に入ったのはどんな動機ですか」などの質問がありました。

 司会をしていた党員や支部長がていねいに自分の思いも含めて話をすると、「あら、いい事めざしているのですね」などと会話が弾みます。

 私からは、海外視察が中止になったことなどの県議会のようすをお伝えし、福田首相の政権投げ出し問題や総選挙での争点などを訴えました。

2008年09月07日

「族譜」公演を前にジェームス三木さんの講演会

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戦前の日本政府は、朝鮮を支配下に置き、併合して日本の領土にし、朝鮮人を日本人にするため「創氏改名」政策をすすめていました。

 ジェームス三木さん脚本・演出の「族譜」は、来たる10月10日(金)18:45開演で須賀川文化センターにおいて青年劇場が上演します。原作は、梶山季之さんの小説で、1940(S15)年の朝鮮水原(スウォン)が舞台です。

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 「族譜(ぞくふ)」とは、家系図のようなものですが、朝鮮・韓国では単なる家系図ではなく、一族の当主がそれぞれの時代の出来事を書き残して子々孫々に伝えるもの。舞台では、親日派だったある地主が族譜を預かる当主として「創氏改名」を断るのですが・・・・。

 6日に郡山で講演されたジェームス三木さんは、時にユーモアたっぷりに笑いを誘いながら、ドラマのつくり方から始まり政治や国家のあり方、戦争や平和のことなど縦横に語りました。

 みなさん、どうぞ族譜公演へお出かけください。私もチケットを預かっていますが、お問い合わせは024-941-6301「族譜」をみる会事務局まで。

2008年09月06日

福田首相の政権投げ出し/知事申し入れ

 5日は、知事に対し9月県議会(25日開会予定)に関する申し入れを行いました。知事には、冒頭で今月1日に突然辞任を表明した福田政権について、「解散総選挙で国民に信を問うのは当然だが、新首相のもとで国政の争点を明確にしてから行うべき」と私たちの考えを説明。
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【9/1午後9:30~辞任表明する福田首相】

 ところで、県の法人税収が100億円も減収する見込みです。ならば、大規模事業を本気で見直しすべきです。無駄づかいの道路・トラハイと小名浜東港の建設中止、毎年5億円の赤字を出している福島空港を閉鎖するなどで、財源は浮かせます。
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 その他、緊急を要する原油高騰への直接支援や、後期高齢者医療や国保税への支援、医師増員、学校耐震化などやるべきことはまだまだあるのです。

 要は、知事の決断次第です。県民の目線で予算をどう使っていくのかは県政の重要なテーマです。もちろん、国政においても同じこと。財界とアメリカ言いなりの自公政治を大本から変えるチャンスです。

 それにしても、毎日毎日公共の電波を使って劇場化した自民党総裁選びはやめるべきです。民主党も政権交代をいうばかりで、政治の中身をどう変えるのかさっぱり見えませんが。

県議の海外視察は5日の各派交渉会で正式に中止

 今年7月、昨年の海外視察の見直しから1年もたたないのに、再開しようと共産党以外でつくった2つの調査団から議長へ計画書が提出されていたのですが、今月2日「取り下げ届け書」を提出。

 5日の代表者会議で報告され、各派交渉会で了承されました。ついに、今年の海外視察は中止となりました。

 取り下げの理由は、「今年度の県税収入が当初予算を大きく下回る見込みとなっていることなど、諸般の事情を考慮した」としています。

 県税の減収見込みは、先月26日の政調会で県が明らかにしたもので、「法人2税で100億円程度の減収見込み」は相当なインパクトでした。

 私たちは、この間一貫して海外視察中止すべきと指摘してきました。原油高騰などの影響で苦しんでいる県民の生活実態からみれば、そんな状況ではないからです。

 実は、今週の2~4日に議会運営委員会の調査で、京都、三重、愛知の3県を視察してきたばかりです。三重県で私が「参考人を呼んで活発な論議をしているようだが、その費用はどうしているのか」と質問したところ、「県議の海外視察(2,000万円の予算)をやめたし、その分を当てている」とのこと。

 この時点で、わが県も中止の方向でしたが、他党議員はこれをどんな気持ちで聞いていたでしょうか。いずれにしても海外視察中止は、賢明な判断です。当然、来年以降も「中止」とすべきです。