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2007年11月23日

中田町駅伝大会を応援


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 23日午前中に開かれた地元中田町の駅伝競争大会。私の自宅前が県道なので、近所の子どもたちと沿道から選手を応援しました。

 きのうは雪が降りどうなることかと思いましたが、きょうは晴れてよい天気。でも、風が冷たく吹きつけるので、ランナーも大変だったでしょう。しかも、阿武隈山系のアップダウンのきつい県道を走るのですから。

 中田町の「駅伝」は伝統があって、今年で53回目。団塊の世代も走っていますし、今は小学生の子どもたちに引き継がれています。

2007年11月22日

早くも冬景色

kap071122-yuki.jpg                       【自宅2階からの眺め】

 きょうの朝、すっかり雪景色になっていてびっくりしました。もちろん、日中は、陽射しも出たりしてすぐに雪は解けましたが、それでも時折吹雪いたり、夕方から夜には強い木枯らしが吹く荒れ模様。そのため、日中でも5度を下回る寒い日でした。

 あわてて、車のタイヤ交換をしてもらったり、いきなり冬支度に忙しい日でした。

2007年11月21日

業者婦人11回目の県交渉

 kap071121-ken.jpg                   【午後の対県交渉で要望の主旨を述べる会長さん】


21日、県商工団体連合会婦人部協議会(民商県連婦人部)が、県へ要望書を提出し県と交渉しました。従業員9人以下の中小零細業者、ほとんど家族でやっているような自営業のおかあちゃんたちです。毎年この時期に交渉し、今年で11回目、ちょうど丸10年です。

 最初のころは、大変な実情を訴えているうちに、想いがあふれていつも「涙の訴え」でした。でも回を重ねるごとにたくましく(?)なりました。

kap071121-aisatu.jpg                        【午前中の決起集会で挨拶】

 きょうは、女性企業家への支援、家族従業員の働き分を税法上認めること、国保に傷病手当や出産手当てがないが強制給付にすること、消費税の増税中止などを国へ働きかけるよう求めました。

 県は、国に伝えるとはいいますが、担当部が要望どおり問題だと思わないことにはただのメッセンジャーです。それを敏感に感じとった参加者が、県としてどう考えるのかとただす場面も。もちろん、認識を深めたとの担当部の感想もありましたが。
 
 きょうの県交渉に先立ち、国会で省庁交渉もしています。中小企業庁も男女参画局も「家族従事者の自家労賃を認めない所得税法56条は前近代的だと考える」とこれまでの認識をくつがえすような画期的な回答があったとのこと。ダテに10年の歳月は流れていないなと思いました。

 全国の議会から第56条の改正を求める意見書が提出され始めています。県議会では高知県議会が全国初で、市段階でも意見書採択が相次いでいるなど、これまでと様変わりです。

 この一年、自公政権に対する選挙結果が、こんな形で現れているのでしょう。国民の声が、政治を動かしつつあることをここでも実感。県もこの変化に敏感に反応してほしいものです。
 

2007年11月20日

初雪、県内の地方議員と政府交渉

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 19日朝、県内が初雪に見舞われる中家を出て、県内の党市町村議員とともに国会で政府交渉をしました。午前中は国交省と総務省、午後は夕方まで農水省、厚労省、文科省、経産省と交渉。農水省には紙とも子参院議員、厚労省には高橋ちづ子衆院議員が同席しました。
 
 要望は、地方財政への交付税の増額や公的病院の医師不足支援、後期高齢者医療制度の中止を求めた他、農業問題では、生産費を上回る米の価格保障と稲ホールクロップへの支援、原発問題では老朽原発の廃炉や地震対策などを要望。

 参加者からブーイングが一斉に出たのが、農水省でした。私も「説明を聞いていると、儲からない農業などやめた方が良いと言わんばかりではないか」といってしまったほど。

 一方、昨年と様変わりしたのが、医師不足問題への対応です。昨年の交渉では「医師は足りている」と従来の政府の言い分を述べていましたが、この一年でこんなにも変わるのかと思うほど。私は、勤務医の待遇改善を求めました。
 
 地方交付税の削減問題も、全国の自治体から相当厳しい批判があるようで、担当者は小さくなっていましたが、どこに住んでも最低限の保障を受けられよう財源保障をするのが本来の国の役割です。もっともっと地方の声を大きくして、政府の責任を果たさせましょう。
 

2007年11月18日

大波天久さんの絵画展


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 きょう18日~25日まで、国道49線沿いの喜久田町堀之内にある「アトリエ蔵」で開かれている大波天久(てんきゅう)さんの絵画展のご案内を頂き、「想い出の民家~春シリーズ」を観てきました。

 大波さんは、喜久田町出身で、自宅そばの蔵をアトリエとして素敵に改造。毎年ここで個展を開いているそうです。今回初めてのご案内でしたが、今年、作曲家の斉藤重雄さんのグランプリ受賞式でお会いしたのがご縁でした。

 大波さんの絵は、墨絵ですが、どこかメルヘン的で、抽象画的。カナダ、フランス、スペイン、中国などで数多く受賞されています。アトリエ蔵は、024-959-4530です。

2007年11月17日

後期高齢者医療制度シンポジウム

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 17日、県議団と福島市議団の主催で来年4月に実施予定の「後期高齢者医療制度」についてのシンポジウムを福島市で開催しました。会場には市内はもとより県内各地から160人が参加し、用意した資料が足りなくなるほどでした。

 第一部は、広域連合事務局次長の小川さんより制度のしくみについて講演をいただき、高橋ちづ子衆院議員が国会報告。

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 第2部は、コーディネーターの宮本しづえさんの進行で、橋本県高齢者運動連絡会代表委員、丹治わたり病院院長、高橋衆院議員の3人のシンポジストより、75歳以上の高齢者が別の医療保険になることの問題点が述べられました。

 会場から質問が相次ぎ、シンポジストと広域連合の小川さんも答弁。私の後ろに座っていた男性は、「年寄りは死ねといわんばかりだ。こんな制度、中止しなくては大変」と怒っていました。

 今後、広域連合の議会が今月22日に開かれ県内の保険料が決定されます。今のところ、平均で年間7万円弱(月約6,000円)となる見込み。低年金者には7割、5割、2割の法定減免がありますが、無年金者やこれまで扶養家族で保険料がゼロだった人も、最低月1,000円の保険料を支払うことになりそうです。

 すでに介護保険料が年金天引きされ、今度の後期高齢者の保険料と合わせると月1万円以上にも。医療と健診内容に上限枠が設定されます。こんな「高齢者いじめ・差別医療」を国がやっていいのでしょうか。

2007年11月16日

3人の県議団で青森県視察

kap071114-rotuka.jpg             【14日、六ヶ所村原子力サイクル施設前で】

 13日夕方、知事申し入れ終了後に福島を出発。14~15日の2日間で、県庁で概要説明を受け、青森県の六ヵ所村原子力サイクル施設や、視覚・聴覚障害者の情報提供センター、八戸港のポートアイランドなどの現地を見学してきました。

kap071115-aomori.jpg               【青森県視覚障害者情報提供センターの所長さんと】

 いろいろ気づかされたことが多々あり、今後の議会質問や論戦に生かすつもりです。

 2日目に宿泊した浅虫温泉では、ナマの津軽三味線の演奏がありました。若い人が伝統を受け継いでいることはすばらしい。

 もともと津軽三味線は、「角付け」といわれるように盲人の方が各戸の角口で打ち鳴らしたものだったとか。ですから打楽器のように激しく叩くように弾くのが特徴なのだそうです。

2007年11月13日

12月県議会と来年度予算について知事へ要望

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 13日、12月議会に向けた要望と、来年度予算編成に向けての第1次要望を知事へ申し入れました。

 すでに、県の財政が相当規厳しくなっていることが地元マスコミを通じて報道されていますが、この原因の一つは、国の三位一体改革やそれに続く「06年骨太方針」で示された5年間で収支均衡型の予算編成を国から押しつけられたことによる、地方交付税の削減です。

 しかし、もう一つは、県自身が作ってきた借金の増大です。これは不要不急の大型開発事業(トラハイや人工島づくりなど)によるものです。それを財政構造改革プログラムで5年間でなんとか収支を図るというのは、最初からムリがあります。

 きょうは、知事に対し、借金返済については、中長期スパンで考えるべきだと指摘。また、昨日知事が就任1年目で県職員へ講演した中で、地域経済をうるおす内発型の経済政策をすすめていきたい旨の内容だったことから、これも評価。

 私たちが以前から主張してきたことです。県民のくらしと地元企業の仕事づくりをすすめれば、おのずと地域経済が潤い、税収増にもつながます。農業も県の大切な基幹産業とするよう、農産物の価格保障、米価下落の上乗せをするよう求めました。

2007年11月12日

これが県中児童相談所の一時保護所となる郡山光風学園です

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 政調会で県がようやく発表した、郡山の県中児童相談所一時保護所を設置する「郡山光風学園」です。大槻町の県立聾学校に併設されています。11日午後に外観だけ見てきました。

 郡山光風学園は、74(S49)年に幼稚園から中学生まで聾学校に通学するろうあ障がい児が入所する施設で、定員は110名でスタートしましたが、現在は10人弱。

 この施設を改修して一時保護所にあてるというもので、来年夏ごろ開所する予定です。しかし、市内麓山の合同庁舎内の児童相談所から車で20分もかかります。

 常に、担当職員が保護した子どもたちのようすを一体的にみるという点では、福島市や会津若松市の一時保護所に預けられていたよりは格段に良くなるとはいえ、充分とはいえません。


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 いつも「予算がない」という理由で、郡山の相談所は、分室の時代からこれまで“とりあえず”で進められてきました。今度も8割~9割の達成というところでしょうか。

2007年11月11日

中田地区文化祭

kap071110-nakata.jpg                【手前は舞台に並べられた山野草】


 10日は、中田地区の文化祭の招待を受けました。11日は中田自慢まつりも行われましたが、こちらは別の用事と重なって参加できませんでした。

kap071110-nakata1.jpg文化祭は、町内の保育園児から小・中学生の作品、今年はあぶくま養護学校の生徒さんの作品もありました。

もちろん、地域の海老根和紙や柳橋歌舞伎の伝統衣装、そして、趣味の会のさまざまな手作り作品、野草の盆栽もたくさん並べられ見事でした。

県の出先機関決算審査から

 7~8日の3日間は、出先の決算審査でした。いわきから相双地域までの浜通り地方の県出先機関を書類審査しました。

 警察署、振興局、養護学校、県立病院、県立高校、保健福祉事務所、農林事務所などでしたが、事務所で各所長以下幹部から説明を受け、書類で示された06年度の決算会計、主な事業実績などについて質疑したり意見を述べました。

 このやり取りで、養護学校の給食委託について、本庁の教育委員会が、経費節減を理由に、県庁で業者を一括選定する動きが明らかになりました。

 しかし、この養護学校では委託業者に、障がい度に合わせて食べやすいように4種類の調理法で出してもらっているとのこと。

 地元の業者だからこそ、きめか細やかな対応ができるという点に、班長(自民県議)もハッとさせられたと感想を述べていましたが、私たち議員一同も同感。経費節減を理由にして、委託業者を一律競争にかけたり、一括委託はなじみません。

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 また、産婦人科医が逮捕され裁判中となっている県立大野病院も審査。今年から小児科が開設されたとのことですが、産科は今も休診中。現在双葉厚生病院に2名配置し対応しているとのこと。

 私は、内科医不足の影響についても質問。内科医も退職してしまい、半減です。産婦人科医逮捕事件は、数年経った今もさまざまな影響を及ぼし、病院側の苦労が院長の言葉の端々から伺えました。

 決算審査を通し、あらためて本庁と出先のありようや、県財政の予算配分のあり方が見えてきます。

 

2007年11月06日

12月県議会に向けた政調会                     県中児相にようやく「一時保護所」が

 6日は、12月県議会に向けての政調会が開かれました。この中で、保健福祉部からは、これまで何度も要望し、取り上げてきた県中児童相談所の一時保護所設置が示されました。

 場所は、郡山光風学園の空き部屋を改修してあてるというものです。この実施設計費が12月補正予算に提案されることに。本格工事は来年4月に発注し、来年8月ごろに入所できるようにしたいとのこと。

 しかし、児相談所の事務所は、現在の合同庁舎内ですから、同じ郡山市内にようやくなるとはいえ、距離はだいぶ離れています。これでは、半歩前進というところです。

  郡山には分室しかなく、私は99年県議に当選以来、この独立化を求め質問で何度も取り上げてきました。分室から相談センターへ。そして昨年の泉崎の児童虐待死事件を受けて、ようやく今年4月に県中児童相談所として独立。しかし、一時保護所がないまま業務が行なわれてきました。

 先月の地方議員との対県交渉でも高橋善治市議が、一時保護所の設置を強く求めたばかりです。職員が子どものようすをきちんと把握するためには、「併設」が本来のあるべき姿です。こういうところこそ、ケチらないでお金をかけるべきだと思います。

2007年11月05日

閉会中の総務委員会審査                   来年以降の県財政は厳しい?

 5日午後に、今年度と来年度の財政見通しについて審議する総務委員会が開かれました。閉会中に常任委員会を開くのは異例ですが、今年の議会改革の一環で、今後はこういう開催もありうる方向です。

 ちょうど、財政当局が来年度予算編成方針を出したばかり。しかも、県人事委員会が職員給与のプラス勧告を出したばかり。これが果たして勧告どおり実施となるかどうか、職員組合との交渉目前と言う状況でもありマスコミも注目しました。

 県は、今年度の財政も県税収入が思ったより伸び悩み、財源不足が生じると説明。さらに、来年度以降についても、毎年100億円ずつ税源不足が生じるというのです。

 私は、確かに国の交付税削減も大きな要因であるが、県自身がつくってきた90年代半ばからのムダな大型開発事業による借金返済も大きいこと。この2つの要因が義務的経費の硬直化を招いていることを指摘しました。

 従って、長い期間かけてつくった借金は、返済も中・長期的スパンで考えるべきではないかと提案。
そして、借金のしわよせを県民や県職員にすべきでなく、人事委員会の勧告を完全実施するよう求めました。

 このやり取りのようすは、夕方のNHKニュースで放映されたようですが、私は出かけていて見逃しました。

 

人事委員会の引き上げ勧告を実施すべき

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 5日朝、県公務共闘のメンバーが、県に対し9年ぶりの職員給与引き上げ勧告を実施するよう申し入れました。この日マスコミがこの問題を報道し、タイムリーな申し入れとなりました。

 私と藤川県議が同行。私たちは、県職員の給与の動向は、市町村職員給与や民間給与にも影響を与えること、県内経済に及ぼす影響が大きいことなどを指摘し、実施するよう強く求めました。

2007年11月04日

本庁分の決算審査終わる


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 今年度から県の普通会計決算と企業会計決算審査が、9月県議会と12月県議会の中間に行なわれるようになりました。

 これまでは、普通会計決算審査は、1月下旬に行なわれていましたが、翌年度予算に反映できるようにと、前倒しされました。すでに、他県や県内の多くの市町村ではこの時期に実施されています。

 共産党県議団は1人配分で、私が委員となり、先週3日間は本庁審査、今週3日間は出先審査のため浜通り方面へ行きます。

 本庁審査初日は、全体審査でここで総括的な質疑と意見を述べます。午前中に企業会計、午後は普通会計の審査。全体審査では、借金返しに汲々としているが、県民と市町村を支援していくために中長期のスパンでみるべきでないかと意見を述べました。

 翌日からは、3班に分かれ各部を審査。ちょうど教育庁審査中に、爆弾騒ぎの犯人が逮捕され、なんと教育委員会所属の県職員だったというのには驚きました。控室で、県職員の精神的ケア問題が話題になりました。