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2008年03月23日

中田町に直売所が完成。4月オープン


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 23日、旧中田行政センター跡地に、郡山市の16番目となる中田町直売所が完成し、本日完成祝いの式典が行われました。私も3人の県議を代表して来賓挨拶。地元の神主さんたちによる神楽が奉納され、キツネの舞も登場。下枝よさこい倶楽部のよさこいソーランが会場を盛り上げました。

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 3年がかりの準備期間を経て、県の出先・県中振興局の地域連携室と郡山市が計画づくりに関わり、地元の各町内会長さんや商工会、農業者などが協力し合ってできあがったとのこと。改めて関係者に敬意を表します。

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 中田町ではこれまでも、隣の東部ニュータウンの朝市で農産物を販売してきましたし、柳橋歌舞伎や海老根和紙などの伝統芸能や伝統工芸の行事、中田自慢まつりや商工まつり、紅しだれ桜をはじめとした桜めぐりの観光名所など、町内会あげて取り組んでいます。

 4月からは、これら中田町の情報発信基地として、生産者直売所が365日オープンすることになります。桜の名所などの観光案内をはじめ、ここで新鮮な地元の野菜や、凍み豆腐・凍みもちなどの加工品はいつでも買い求められますし、これから盆栽や、ぞうり、かごなどの手作り民芸品も置かれると思います。

 郡山駅から東橋の陸橋を越えて、県道小野郡山線を東へ車で約25分(約15km)、中田町下枝の旧中田行政センター跡地です。手作りの火の見やぐらが目印です。みなさん、どうぞお出かけ下さい!

2008年03月20日

指名競争入札の一部復活でマスコミの取材


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 19日は2月県議会の最終日でした。藤川県議が新年度予算の反対討論に立ち、この中でも指名競争入札を一部復活させることへの意見を述べていますが、私も総括質問でこの点をただしたことから、東京のテレビ局からコメントを求められました。

 放映は、4月上旬だそうですが、残念ながら関東圏のみの報道とか。しかし、談合汚職事件が最初に発覚した本県が、早くも入札制度を一部とはいえ「ゆり戻し」したことは、全国からみても異常な県のようです。

 何しろ、昨年10月から条件つき一般競争を始めたばかりなのに、その2ヶ月前の8月に行った指名競争入札で談合の疑いがあるとの情報1件を調査したところ、業者間で何らかの接触があったと認められ、県はこの入札を「無効」としたというのです。これでは安易に指名競争入札を復活できないはずです。

 建設業界が言うように、下請けを含め受注できないような安い工事ならば、労務単価の引き上げや、原油高騰に伴う資材の単価引き上げなど、発注者側の県が、積算見積もり単価を改善すべきです。

 いずれにしても「談合は絶対させない」という知事のリーダーシップが大切です。行政のトップがきちんと締めてかかっているかどうか、業者はその態度をみています。県民の監視も必要です。 

2008年03月19日

マスコミも道路特財のムダづかいの事例に                       ガラガラのあぶくま高原道路・トラハイの特集番組

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 18日、夕方のNHKテレビの「道路特定財源」問題の特集番組で、あぶくま高原道路(トラハイ)のことが報道されました。この日は、私も総括質問で、トラハイのムダづかいを質したばかり。タイムリーな報道でした。

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 この記者は私たちにも取材に来ましたし、同じように現地に行ってトラハイのがらがら状態を放映。その一方で歩道がない雪道(県道)を通学している女子中学生のようすを映し出し、地元のトラック運転手も「地元でもムダな道路といっている。県道を通っても時間的に変わりない」とのコメントなどを紹介。

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 県の高速道路参事へもインタビューし、両面から検証しても、やはりムダな道路だということがよくわかる内容でした。

2008年03月18日

総括質問で、無駄なトラハイより生活道路を                    妊婦健診助成を第1子からに広げれば7億円で                    

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 18日は、私が総括質問に立ちました。道路行政、林道・農道問題、入札制度の一部見直し、子育て支援、県の温暖化対策を質問。

 国会の「道路特定財源」論議にあわせ、県の道路予算が、高速道路やムダなあぶくま高原道路(トラハイ)などに4割も使われていること。生活道路の県道には半分以下だと指摘。これに、農業予算で大規模林道や農道までつくっていることを県の地図を使ってパネルで説明。

 質問が終わってから、自民党議員から「オレも賛成だ」と激励されました。

 知事に対しては、前知事汚職からわずか1年半、条件付一般競争入札導入から4ヶ月で、一部「指名競争入札」を復活させることについての見解を求めました。

 知事は、「応札がなかった事例やすぐに発注できないで県民に支障をきたしている」などと答弁。しかし、昨日の他議員への答弁で、今年度3件の談合情報があり、そのうち1件が入札参加者間に何らかの形での接触があったと判断して「無効」とした事例を指摘し、再度知事をただしました。

 その他、県の妊婦健診促進事業が第3子からとしているため、第1子からにしたとすれば約7億円との答弁。トラハイに県費24億円、小名浜東港に18億円(昨年の2倍)からすればわずかです。

 最後の県の温暖化対策では、排出量を増やした最大の原因の火力発電への規制、部局ごとにバラバラな対応でなく整合性をもったとりくみを求めました。

2008年03月16日

末娘の結婚式

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 15日は、東京に住んでいる末娘の結婚式でした。すでに昨年夏に入籍していますが、この春2人で式場を決め、段取りも自分たちで進めてきたので、こちらは私の両親やきょうだいたちと一緒に式場へ当日参加するのみでした。

 放射線技師として娘が初めて就職した職場の先輩が彼氏でした。やさしい面と一生懸命な面を持ち合わせている2人は似たもの同士のようです。娘は今別の職場になりましたが、この職場での友人や先輩たちに大きく成長させていただいたようすがよくわかりました。

 娘が読んでくれた手紙にやっぱり泣いてしまった私たちです。新潟のご両親や親族が娘をあたたかく迎えていただいたようで、あとは2人で力を合わせていくのみ。幸せに!

2008年03月14日

総務委員会の県立医大・ドクターヘリ調査


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 今週は、総務常任委員会の当初予算の審査が続きました。11日は、県庁から出て、県立医大へ行き、法人化後の医大調査を行いました。

 県から運営交付金という形で補助を出していますが、附属病院の勤務医は、3日に1度は宿直という過酷な勤務状況になっているとのこと。

 さらに、看護師や医療スタッフを増やし、質のよい医療を提供するため、現状の10:1を7:1にしたいが人件費分の確保が厳しいこと。

 以前に、私が提案して実現した女性専門外来の体制は、スタッフが足りないので、ほとんどボランティアで補っている状態とのこと。

 いずれにしても、医師をもっと増やすためには、給与面の待遇改善を抜本的に引き上げるなどの県の政策判断が必要だと思います。

 また、県立医大に設置されたドクターヘリを調査。これは、東北初とのこと。中も見せていただきましたが、意外と狭い。

 県立医大病院は高台にあるため、この日風が吹いていましたが、これより少し強いと飛べないとのこと。もちろん夜や、雪が降っている時も。

2008年03月09日

今度は農業予算で大規模林道と農道整備


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 道路特定財源でつくるトラハイのようなムダな道路ばかりでなく、農業予算でも大変なムダな大規模林道と農道が建設されているのをご存知でしょうか。

 実は、国の緑資源機構が整備していた大規模林道と農業基盤整備・農道整備事業が、例の談合汚職問題で都道府県に移管されることになりました。国が負担していた分は、継続すると言いますが、これが県の事業になるのですから、この機会に県は見直しすべきです。

 何しろ、幅員7m、側溝もある片側1車線のりっぱな道路です。環境面からみても、人家のない山を切り開き、稀少野生動植物をこわすことにもなるため、自然保護団体からは以前から批判が起きています。

 きょうは、私の地元に近いところにこの新しい農道をみてきましたが、生活道路は5mの拡幅するだけに比べ、人家もない山を切り開いたりっぱな道路には、これが農道かとあきれました。周辺の山々までよ~く見渡せました。

 通りかかった人に訪ねると、「農業予算は米価がこれだけ下がっているのだから、条件不利地でも頑張っている個々の農家を支援する方に回してほしい」、「母を介護することになり、高齢者医療などに税金を使ってほしい。ここの凍結する道路こそ直してほしい」など要望されましたが、まったくそのとおりです。
 

2008年03月06日

藤川県議が                             「福祉灯油やC型肝炎対策、産廃問題」などを一般質問


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 5日、藤川県議が登壇し、県の福祉対策(後期高齢者医療制度、福祉灯油、養護学校の教室不足問題など)や、旧原町の大甕産廃問題について県を質しました。

 また、知事に対しては、沖縄の少女暴行事件への認識を訪ね、知事は「あってはならないこと。二度と起きないようにすべき」との認識を示しました。

 福祉関係の答弁は相変わらず、冷たい県の姿勢に終始しましたが、「いのち、人権・人格の尊重」の県政は、いったいどこへいってしまったのでしょうか。

2008年03月03日

宮川県議が新年度予算のあり方で登壇                 「道路特定財源の廃止、大型事業のムダづかいやめて県民のくらし・医療・福祉を県予算の中心に」


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 きょうは、一般質問初日です。宮川県議が5番目、この日最後に登壇し、30分間の一般質問をしました。

 今議会は、自民や県民連合の代表質問や追加代表、一般質問まで、再質問する議員は大変少ないのです。県の「財政が厳しい」との宣伝がゆき届いているせいか、質問内容に迫力がありません。

 そこを宮川議員が、財政を県民のくらし応援に切り替えるためにも、道路特定財源でつくる大型道路の見直しと、小名浜東港の中止、空港の閉鎖を検討すべきとただしました。

 さらに、温暖化対策、県の農産物の自給率アップ、いわきの医師不足など、再質問、再々質問で県を追及したので、議場内はヤジも含めて急に活発に。

 5日は、藤川県議が4番目で登壇します。

2008年03月02日

郡山市で共産党演説会

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 2日、郡山市で共産党演説会が開かれ2500人が参加。小池晃参議院議員が午前10時からのテレビ朝日系の「サンデープロジェクト」の生主演し、まっすぐかけつけ講演。

 東北ブロック選出の高橋ちづ子衆院議員も演説し、薬害C型肝炎や母子家庭の扶養手当削減の凍結、後期高齢者医療制度問題など、厚生労働委員会での奮闘をリアルに話されました。

 
 2人の国会議員と宮本しづえ比例候補らの訴えは、参加者に大きな感動を持って受け止められたようです。

 私は、司会を担当しましたが、退場する参加者が、「初めて参加しましたが、大変感動し涙がでました。共産党が国会で、国民のために本当に頑張っていることがよくわかって、参加して良かった」とわざわざ感想を述べていかれました。

今年から県立高校の卒業式で県議が挨拶することに

 3月1日は、県立高校の卒業式。在校生の送辞や卒業生の答辞に高校生活のさまざまなシーンが伝わってきて、こちらも涙がとまりませんでした。そして、退場する前、クラスごと担任の名を呼び「ありがとうございました!」と生徒たちが声を合わせてお礼の言葉。教師冥利に尽きる場面でしょう。

 ところで、今回から県議が、議会を代表し議長代理で来賓挨拶を述べることになりました。入学式も同様です。

 昨年の議会改革の見直しで決定されたものです。私は「共産党としては、卒業式の主人公は子どもたちであり、これまでどおり紹介のみでよい」と主張。他の少数会派からも同様の意見があリました。

 にもかかわらず、自民党や県民連合の多数会派が多数で押し切ったのです。「小中学校では市町村議員が挨拶しているのに、県立高校で県議に挨拶させないのは問題だ」というのが理由でした。

 議長代理出席者のみ、旅費を公費負担します。自宅からなのでわずか数百円程度ですが、みなさん今度の県議の卒業式の挨拶についてどう思いますか。

 ちなみに私はいつも母校へ出席しますが、自民党の県議と2人になるため、今回はこの方に挨拶を譲り、来年は私の順番です。 

 現場からは、式全体の時間配分のやりくりが大変。議員だから挨拶させよというが、議員はもっと他のことに力を入れてほしいとの声があがっています。

 私も政調費や海外視察の改革の流れとは逆行していると思います。しかも、こんなに県の財財政が厳しいと汲々しているときに、です。